「セルティックスこそ俺のすべて」と喜びを語る
セルティックスがポール・ピアースと契約したことを発表した。
ピアースは1998年にドラフト全体10位指名でセルティックスに入団し、2013年までボストンで過ごした。15年間で10度オールスターに選出され、2008年にはレイ・アレン、ケビン・ガーネットとともに優勝に貢献、ファイナルMVPを受賞した。
その後、2013年にネッツ、2014年にウィザーズへ移籍。かつての恩師、ドック・リバースがヘッドコーチを務めるクリッパーズで昨シーズンまでの2年間を過ごした。
セルティックスの共同オーナーを務めるウィック・グレースベックは、ピアースの背番号34が「すぐにでもTDガーデンに吊るされるだろう」と発言し、ピアースへの思いを語った。「ピアースがセルティックスの選手として引退することを光栄に思う。彼はセルティックスの中でも特別な選手だ。彼が殿堂入りして、TDガーデンに34番が掲げられる瞬間を楽しみにしているよ」
セルティックスはピアースがサインしている写真とシューティングをしている写真を投稿した。
Paul Pierce will retire in green ??
??: https://t.co/GS43Xh4e8E pic.twitter.com/Xbry4V612Y
— Boston Celtics (@celtics) 2017年7月17日
ピアースは3ポイントシュートの成功数(1823)、フリースローの成功数(6434)、スティール数(1583)でセルティックスの最多記録を保持し、歴代2位となる2万4021得点を記録。特別優れた身体能力を持つわけではないにもかかわらず、テクニックとシュート力で得点を量産した。殿堂入りもほぼ間違いない。
一度チームを離れながらも、自らが望むチームで選手生活を終えられることになったピアース。選手冥利に尽きる契約を結び、「もう一度セルティックスの選手となれる機会を与えてもらえて光栄だ。球団と都市が僕を一つにしてくれた。この形での引退しか想像できなかったよ。セルティックスこそ俺のすべてだ」と喜びを語った。