世界を感動させた復活劇を振り返るデリック・ローズ「何かが起こる予感はあった」

2019/09/07
NBA&海外
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デリック・ローズ

「息子とコートで過ごす時間が大好きなんだ」

昨年10月31日のジャズ戦、デリック・ローズはキャリアハイとなる50得点を記録した。2011年に史上最年少でMVPを受賞後、度重なる負傷により以前のようなプレーができなくなっていた彼の復活劇に、世界中のバスケットボールファンが感動した。

『Dan Patrick Show』に電話出演したローズは、このジャズ戦のパフォーマンスについて「予兆があった」と語る。

「あの夜は最高だった。何かが起こる予感はあったんだ。ジミー(バトラー)が欠場して、自分がやらないといけない状況でもあった。その心構えができていたし、神様に感謝したい。とにかく試合に勝ちたかったんだ」

ローズは、これまでに4度も膝の手術を受けている。すでに大金を稼いでいるため現役引退を決断していても不思議ではなかった。それでも彼には、現役を続る理由があった。

「今もプレーしているのは息子のためなんだ。引退が頭をよぎった時、息子のことを考えた。もし引退したら、試合前のシュート練習の時に息子をコートで遊ばせることができなくなる。その楽しみを息子から奪ってはいけないと思ったんだ」

「ステフ・カリーだって、もし父親(デル・カリー)がコートで彼を遊ばせていなかったら、きっと今のステフにはなっていない。僕はウォームアップの時に息子とコートで過ごす時間が大好きなんだ。彼がコートで遊んでいたり、自分にパスを出してくれたりね。息子にとっても、成長した時に必ず良い思い出として振り返るはずだから、大切な瞬間なんだ」

そのローズは今夏、ピストンズと2年契約を結び、開幕に向けた準備を進めている。MVPを受賞したシーズン1、ケガとの戦いだったシーズン2、そして見事に復活を果たした今がキャリアのシーズン3だ。

この夏、ローズはピストンズとの2年契約を結んだ。ドラマに満ちたそのキャリアはどういう形で締めくくられるのか。まずはデトロイトで迎えるローズの新シーズンが楽しみでならない。