原修太が4本の3ポイントシュートを決める活躍も及ばず
台北(チャイニーズ・タイペイ)で開催中のウィリアム・ジョーンズカップの3日目が行われ、U-24日本代表はリトアニアに67-94と大敗を喫した。9連戦という超過密日程で行われるこの大会、先の2試合で攻守を支えた杉浦佑成が今日はベンチスタートとなり、ベンドラメ礼生、原修太、佐藤卓磨、野本建吾、平岩玄の5人が先発した。
立ち上がりから相手の3ポイントシュートが爆発。序盤の6本連続を含む、前半だけで11本の3ポイントシュートを決められては付いていくのは難しい。シュートの確率だけでなく、オープンを作る組織的な動きもリトアニアが上で、第1クォーターを終えて時点で12-15とダブルスコア、第2クォーターからは日本も立ち直り、高確率で3ポイントシュートを決めて互角の勝負を演じるが、出だしの差を埋められない。
苦しい展開の中で一人気を吐いたのが千葉ジェッツの原。4本の3ポイントシュートを含むフィールドゴール13本中8本と高確率でシュートを決め、前日の16得点を上回る21得点を記録している。
一時は6点差まで詰め寄った日本だが、終盤は失速。逆にリトアニアは日本の勢いを受け止めながらも自分たちのペースを保ち、終盤まで息切れすることなく戦い続け、69-57で迎えた第4クォーターを25-10と圧倒し、日本を退けた。
日本はこれで開幕からチャイニーズ・タイペイ、イラク、リトアニアを相手に3連敗。勝敗よりも内容が問われる大会とはいえ、勝利はチームの成長に大きなプラスになる。明日も若手中心とはいえ強豪フィリピンが相手。4連戦となると疲労も溜まってくるが、勝つことで気持ち的にもリフレッシュと行きたいところだ。