
プレシーズンで先発の座を争う好パフォーマンスを披露
キングスは、ベン・シモンズが現地10月18日のチーム練習中に右アキレス腱を断裂し、手術を受けることとなったと発表した。復帰までの正確なタイムラインは明かされていないものの、2026-27シーズンはおそらく全休となるだろう。プレシーズンで確かな復調の兆しを見せていた矢先だったが長期離脱を余儀なくされることとなった。
2016年のドラフト全体1位指名でセブンティシクサーズに加入したシモンズは、キャリア初期の4年間で平均15.9得点、8.1リバウンド、7.7アシストを記録し、新人王や3度のオールスター選出、2度のオールディフェンシブファーストチーム選出を果たすなど、208cmの大型プレーメーカーとして評価を確立した。しかし、フロントやファンと対立してシクサーズを退団してからは、度重なるケガによりパフォーマンスも大きく停滞。2022年から2025年にかけての3シーズンは持病となった腰のトラブルにより2度の手術を実施し、試合出場数自体も低下した。
昨シーズンのシモンズはどこのクラブとも契約せずに身体の回復に専念し、再起をかけてキングスと1年350万ドル(約5億2000万円)の契約を結んだ。契約当初はルーキーのダリアス・エイカフJr.を支えるバックアップのポイントガードや、1番から5番までをカバーするユーティリティ枠としての起用が見込まれていたが、プレシーズン2試合で平均17.5分に出場し10.5得点を記録。ペイントアタック時の強さと守備での存在感を示したことで、評価を大きく高めていた。
戦線離脱を余儀なくされたシモンズは自身のSNSを通じて前向きな姿勢を伝えた。「僕は精神的、肉体的、感情的に試される困難に直面してきたが、そのすべてを乗り越える方法を見つけてきた。このケガは僕の旅路の別のチャプターであり、物語の終わりではない。再びこの場所に戻るためにどれだけの代償を払ったかを知っているからこそ、愛するゲームから離れるのは決して容易ではない。しかし、僕が学んだことが一つあるとすれば、逆境があなたを定義するのではなく、それにどう向き合うかがあなたを定義するということだ」
シモンズの離脱によって、チームは開幕に向けたラインナップ構想の再構築を迫られることとなった。ロスター枠に空きはあるものの、ラグジュアリータックスラインまで約290万ドル(約4億4000万円)という限られたスペースの中で、フロントオフィスがロスターの追加調整や戦力補強にどう動くかも今後の大きな焦点となる。
長年のリハビリを経て再びコート上で存在感を示し始めた30歳のシモンズ、そして低迷が続くキングスにとって前途多難なシーズン幕開けとなりそうだ。
he’s back 🔥 https://t.co/y9S9nRVz5I
— Sacramento Kings (@SacramentoKings) October 13, 2026