アメリカを追い詰めるも届かず惜敗、トルコのコルクマズ「流れはこちらにあった」

アメリカを追い詰めるも届かず惜敗、トルコのコルクマズ「流れはこちらにあった」

2019/09/04

トルコ代表

歴史的善戦も、2度の決定的なチャンスを生かせず

9月3日に行われたアメリカvsトルコの一戦は、オーバータイムにもつれた激闘の末、チームUSAが93-92で逃げ切り、1次ラウンド2連勝を飾った。

アメリカは、トルコのミスに助けられた。終盤にトルコの勢いに押されてリードを失い、81-81で迎えたオーバータイムで試合の流れをつかんでいたのは、間違いなくトルコだった。だが、勝負どころで手にした絶好の機会を2度も棒に振った。

92-91で迎えた残り9秒、ジョー・ハリスのアンスポーツマンライクファウルにより、トルコが2本のフリースローを獲得。これを決めていればアメリカを追い詰めることができていたが、フリースローラインに立ったドギュス・バルバイは2本とも落としてしまう。それでも、まだ試合の流れはトルコにあった。残り8.3秒、ジェド・オスマンがマーカス・スマートのファウルを受けてフリースロー2本を獲得。これで万事休すかと思われたが、この緊張感に押し潰されたオスマンは2本連続でミスした。

土俵際で残ったアメリカは、ジェイソン・テイタムのドライブからクリス・ミドルトンがファウルをもらってラインに立つ。残り2秒、91-92から2本のフリースローを沈めて逆転し、熱戦に終止符を打った。

試合後、アメリカの指揮を執るグレッグ・ポポビッチが「とんでもない試合だった。この試合を見た全員が分かっているように、どちらが勝っていても不思議ではなかった」とコメントしたように、アメリカは崖っぷちまで追い詰められた。

一方、世界最強のアメリカを相手に最大のチャンスを逃したトルコのフルカン・コルクマズは、会見で「非常に残念」と悔やんだ。「オーバータイムに突入した時、流れはこちらのものだった。アメリカに流れは来ていなかった。でも、何点決めようが負けは負け。誇りに思うべきだけれど、今は今日の結果を忘れて、チェコとの1次ラウンド最終戦に集中しないといけない」

勝つには勝ったアメリカだが、最後のプレーで左足首を捻って負傷したテイタムは、自力でロッカーに戻れない状態で、5日の日本戦の出場は微妙だ。ケガの程度によっては、2次ラウンドにも影響を及ぼすことになりそうだ。

惜しくも金星を逃したとはいえ、トルコはアメリカとの激闘で自信を手に入れた。また同じような状況を経験しても、今度は違った結果を残せる可能性は高い。悔やんでも悔やみきれない1敗だが、気持ちを切り替えて、チェコ戦に臨む。

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