明秀学園日立(茨城県)は、インターハイ県予選でライバルの土浦日本大学(茨城県)を破って優勝するとともに、初の「U18日清食品トップリーグ2026 ディビジョン2」出場権を手に入れました。

「全国まで勝ち上がったチームがたくさん出場する大会で、自分たちも出たいと思っていましたし、実際に大会が始まるのをとても楽しみにしていました」と語るのは、キャプテンの照沼琉華選手です。身長156cmと小柄ながら、独特なリズムから繰り出すペイントアタックやゲームコントロール、ここ一番の勝負強さを持つポイントガードです。

入学時からの悲願だった土浦日本大学撃破を達成したことが自信となり、伊藤翔太コーチも「勝ち気でありつつ冷静でもある。身体は小さいですが大きなハートを持っている選手です」と大きな信頼を寄せています。

酪農学園大学附属とわの森三愛(北海道)との初戦、続く県立湯沢翔北(秋田県)をいずれも僅差で制し、迎えた第3戦の相手は佼成学園女子(東京都)。女子U17日本代表候補に選出された実績を持つ181cmの清水天翔選手を筆頭に、高さに強みを持つチームです。

明秀学園日立は主力2選手がケガで欠場。全員で「入りを大切にしよう」と気持ちを統一して試合に臨みましたが、やはり佼成学園女子の高さに対応できず、試合早々から連続得点を許してしまいます。しかし、タイムアウトで照沼選手の「自分たちはチャレンジャーなんだよ」という声掛けを機に、チームの武器である激しいディフェンスから立て直します。

幡谷陽選手や小瀬美月選手が高さに勝る相手を必死に守り、照沼選手や小嶋芽依選手のスピーディなボールプッシュから得点を重ねて接戦に持ち込みます。

6点ビハインドで迎えた第3クォーターも、明秀学園日立はディフェンスの強度を落とすことなく追い上げ、勝負どころでは照沼選手がオフェンスで猛チャージ。「キャプテンをやらせてもらっているので、チームが苦しい時こそ自分がやらなきゃという気持ちでした」と振り返るように、気迫のこもったプレーから次々に得点を沈めて逆転に持ち込みました。佼成学園女子も譲らず、第4クォーター終盤まで白熱した攻防が続きましたが、ディフェンスでの優位性を保ち続けた明秀学園日立が66-59の逆転勝利を飾りました。

明秀学園日立と佼成学園女子は、これまでに何度も練習試合で対戦してきた間柄。「公式戦の舞台で戦えることがまずうれしかったです」と話した伊藤コーチは、選手たちを次のように称えました。「佼成学園女子は本当に良いチームで、これまでずっと自分たちのプレーをさせてもらえず、30点差をつけられて負けたこともあります。だからこそ選手たちは『ここで頑張らなきゃいけない』という思いがあったのかもしれません。出だしのビハインドからよく走ってカムバックできましたし、ディフェンスで我慢して我慢して、我慢し続けられたから最後に勝ちが転がってきました」

照沼選手も勝利に顔をほころばせました。「佼成学園女子には一度も勝ったことがないので、自分たちはチャレンジャーの立場でした。特に自分たちはサイズがないので、普段から『オフェンスの倍動く』という意識でディフェンスをするように心掛けているのですが、今日はそれが上手くいって、一人でなくチームで守れました」

初出場ながら3戦全勝と好調の明秀学園日立は、これから中断期間を経て11月15日にインターハイでベスト8に進出した日本航空(山梨県)と対戦します。もちろん目指すのは勝利ですが、伊藤コーチが「最近すごみが出てきた」と評する小嶋選手や、この試合で先発出場した岡野結愛選手といった下級生にとっては、来年以降に向けた経験を得る絶好のチャンスとなります。

照沼選手は言います。「他県のチームと試合ができることがまず当たり前ではありませんし、公式戦としてフルゲームを戦える機会もなかなかありません。全国レベルのチームを相手に経験を積んで、最終的に自分たちがどこまで戦えるようになっているかが楽しみです」

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「U18日清食品トップリーグ2026 ディビジョン2」競技日程

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