10月4日(日)、大阪学院大学(大阪府)は「U18日清食品トップリーグ2026 ディビジョン2 グループG」の第2戦で、福岡第一(福岡県)と対戦しました。全国屈指の強豪チームを前にして緊張する選手たちに、高橋渉コーチは「相手は常に100点取るチーム。1つのクォーターをなんとか10点台に抑えて、80点取られないようにしよう」と声を掛けて励まします。

それに付け加えた「大阪のライバルが注目している」という言葉が、選手たちの闘志に火をつけました。「緊張はありましたが、やってやろうと思いました」と話すのは、キャプテンの吉田亮大選手です。

序盤は福岡第一の強いプレッシャーに苦しみ、ターンオーバーが続きますが、5人全員が足を止めることなく連動した攻撃で巻き返しを図ります。「意気消沈しかけましたが、コーチから『あきらめるな』と言われて、もっと自分たちから仕掛けていこうと切り替えました。そこからチーム全体で攻める気持ちを前面に出せましたし、食らい付くことができたと思います」

最終的に78-104で敗れたものの、試合後の吉田選手の表情は晴れやかです。「ディフェンスを強みとする相手に、これだけ得点できました。福岡第一のプレスはやっぱりすごくて、全然ボールを運べませんでしたが、気付いたら80点近く取れていて、『意外と取れてるやん!』と思いました。そこは自信になります」

そのオフェンスで重要な働きを見せたのが、高田零大選手です。ローポストからコンタクトを受けながらゴール下で得点し、ドライブも果敢に仕掛けました。泥臭く得点を重ねていくプレーはまさに、高田選手がこの夏に磨いてきたものです。

大阪学院大学はインターハイ1回戦で習志野市立習志野(千葉県)と対戦し、76-78で敗れました。この試合でゴール下でのパワー不足を実感した高田選手は「ゴール下で決め切る力をつけようと、しっかり練習してきました」と言います。

福岡第一との試合では序盤こそ相手の強烈なディフェンスに受け身に回りましたが、周囲から「強気で行け」と励まされることで気持ちを切り替え、第2クォーター以降は練習の成果を発揮します。試合後には「意外とできました」と照れくさそうな、そして得意気な笑顔を見せました。

入学以来、同じコートで切磋琢磨してきた2人だからこそ、互いの成長がよく分かります。高田選手がこうした強気なプレーを見せるようになったのは3年生になってからだと、吉田選手はその変化を語ります。

「上手いのに、これまでは自分を全然出していませんでした。自分で攻められるのにパスを出すことが多かったんです。でも、3年生になって責任感が増したからか、自分で攻めるようになりました。しかも、攻めたらちゃんと点を取ってくれる。そこは成長した部分だと思います」

一方の高田選手が挙げたのは、吉田選手のキャプテンとしての頼もしさです。「キャプテンとしてチームをまとめたり、つらい時に励ましてくれます。プレーでも自分で切り開いていく姿勢を見せてくれて、1年生の頃とは全然違います」

彼らが同じユニフォームでプレーできる時間は、そう長くはありません。この先の1試合1試合に、3年間で積み上げてきたすべてをぶつけていくつもりです。高田選手が「しっかり食らいつきたい」と力を込めれば、吉田選手も「やっぱり勝つことが第一なので、どんな内容でもいいから勝ちたいです。まずは目の前の1勝を貪欲に取りにいきます」と意気込みました。

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