「出だしから、ゲーム終わりのようなディフェンスができるように」
東京サンロッカーズはここまで4勝3敗と白星が先行している。名古屋ダイヤモンドドルフィンズを強豪へとステップアップさせたショーン・デニスヘッドコーチの下、まずまずのスタートを切ったが、直近の2試合は富山グラウジーズ、仙台89ERSに惜敗している。本日の長崎ヴェルカ戦から中1日で5試合が続く過密日程で、この嫌な流れを断ち切り上昇気流に乗りたいところだ。
この厳しいスケジュールを乗り切るために重要なのは、いかにタイムシェアをして主力の負担を軽減できるか。東京SRの総合力を高めるカギを握るのはルーキーの山﨑一渉だ。昨シーズンまでNCAA1部のラドフォード大、ノーザンコロラド大でプレーし、『Bリーグドラフト2026』で全体1位指名を受けた山﨑は、ここまで全7試合に先発し、平均19分57秒のプレータイムと主力の一員として奮闘している。
オフェンス面はここまでフィールドゴール成功率26.3%とシュートタッチに苦戦しているが、201cmのサイズと機動力を生かしたディフェンスで貢献している。富山戦ではブライアン・アンゴラ、仙台戦ではジャレット・カルバーと、相手の絶対的エースのマークにもついていた。
山﨑は「ディフェンスで活躍できるところをだんだん見つけられています」と手応えを得るとともに、Bリーグ屈指のスコアラーたちの高い壁を感じている。「ただ、外国籍ウイングに毎試合のようについていく中で、相手を抑えこんだ経験はないです。今日もカルバー選手に自分の中では良いディフェンスをしていたと思いますが、最後に自分の上から2本続けて決められました。そこはまだまだ足りないと思います」
また、シュートについては、「そんなに悪いセレクションはしていないですし、打つべきところで打てていると思います。1試合平均5本は打てているので、自分がもっと決めきれたら接戦を勝ち切れると思います」と現状を語る。
これからも山﨑のエースストッパーとしての貢献は、数字に出ないが勝利をつかむための重要な要素となる。そして次のように山﨑は意気込んでいる。「ディフェンスリバウンドとかで、もう少しチームを助けられると思います。いつもスロースターターで前半はリバウンドにあまり絡めていないです。出だしからゲーム終わりのようなディフェンスをしていきたいです」
アジア競技大会に出場したように、山﨑は東京SRだけでなく日本代表にとっても次代を担う1人として期待されている。アンゴラやカルバーと、アジアレベルでは経験できないスコアラーとの対戦は山﨑にとって貴重な経験であり、Bプレミアは彼の成長を加速させるはずだ。
