
ケガでの出遅れをモノともせず攻守で存在感を発揮
レイカーズのウォーカー・ケスラーが、現地10月14日に行われたウォリアーズとのプレシーズンゲームで待望の実戦復帰を果たした。トレーニングキャンプ中に左小指を突き指し、約10日間の離脱を余儀なくされていた213cmの若きビッグマンは、先発センターとしてコートに立つと、わずか16分間のプレーで11得点9リバウンド1ブロック1スティールを記録。チームは89-101で敗れたものの、JJ・レディックヘッドコーチが目指す新体制において、即座にインサイドの要としての価値を示した。
2022年のドラフト1巡目22位でNBA入りしたケスラーは、ジャズで過ごしたルーキーイヤーからリーグ屈指のリムプロテクターとして、オールルーキーファーストチームに選出。昨シーズンは左肩の関節唇損傷による手術の影響で11月からシーズンを全休し、この年の出場はわずか5試合に留まっていた。しかし、レイカーズは今オフに手薄なインサイドの補強を最優先課題に掲げ、ジャズに2031年と2033年の1巡目指名権、2028年と2030年の1巡目指名交換権を譲渡を伴うサイン&トレードを敢行し、4年1億3000万ドル(約210億円)の大型契約をしていたケスラーを獲得した。
約1年ぶりにNBAの実戦へと復帰したケスラーは、試合後の取材でユーモアを交えて振り返った。
「久しぶりにコートに立てて本当に楽しかった。試合前はかなり緊張していたけれど、チームメートと一緒にプレーし始めたら最高の気分だったよ。プレーを重ねるごとにリズムやゲーム勘がこれまで以上に戻ってくると思う。最初に決めたレイアップなんて、足元がおぼつかなくてコート外へ倒れそうになったくらいさ」
「一番恋しかったのは勝つために競い合うこと。毎試合、毎晩勝利を目指して戦うことに飢えているんだ」
その欲望を満たすために、レディックヘッドコーチと共有している今シーズンのテーマは、『リレントレス(容赦ない、絶え間ない)』という言葉だと言う。「僕にとってそれは、毎回リバウンドに飛び込み、ペイントエリアで存在感を示し、走り続け、ハードにプレーし、攻守両面で絶対に気を抜かないことを意味している。それが今シーズンの目標だ」
その言葉通り、ケスラーの加入はチームのオフェンス構築にも好影響をもたらしている。特にピック&ロールのパートナーとして期待されるオースティン・リーブスとの相性の良さは、デビュー戦から色濃く表れた。「オースティンはピック&ロールからの判断力が素晴らしい。僕にボールが渡らなくても、コーナーのディフェンスを引きつけてパスをさばいてくれる。一緒にプレーしていて非常にやりやすい」と手応えを感じている。
レディックヘッドコーチもまた、故障明けで復帰したケスラーのインパクトに太鼓判を押した。「彼は私たちのチームに完璧にフィットしている。コートを走り、リバウンドに飛び込み、混戦の中でも強烈にリバウンドを確保してリムを守ってくれた。これまでプレーしていなかった選手とは思えないほど素晴らしい前半だった」
レイカーズは開幕戦で再びウォリアーズと対戦する。インサイドのプロテクターとして、そして泥臭く戦うハードワーカーとして、ケスラーがもたらす『リレントレス』な姿勢は、新体制レイカーズのスタイルを決定付ける大きな推進力となりそうだ。
Just the beginning for these two 💪 https://t.co/EiC5OdmJ30
— Los Angeles Lakers (@Lakers) October 14, 2026