「本当に心の底から悩みましたし葛藤がありました」
横浜ビー・コルセアーズは今日、湊谷安玲久司朱の現役引退を発表した。
湊谷は青森県出身の31歳。洛南から青山学院大へと進み、世代No.1スコアラーとして活躍。三菱電機ダイヤモンドドルフィンズ、つくばロボッツを経て、Bリーグが始まる2016年から横浜ビー・コルセアーズで3シーズンプレーした。直近の2年間は横浜のキャプテンを務めている。
2017-18シーズンの開幕直後に右足アキレス腱断裂の重傷を負い、その後は思うようなプレーできず。31歳になったばかりの早すぎる引退を決断することになった。
横浜が発表したリリースを通じ、湊谷は引退に際しての気持ちをこう綴っている。
「自分自身の、人生そのものだったバスケットボールを辞めるという決意をするにあたって、本当に心の底から悩みましたし葛藤がありました。バスケットボールと出会い21年、プロ生活8年、この時間は私にとってかけがえのない時間でした。今まで味わったことのない程の最高の瞬間や、負傷により思うようにプレーが出来ず苦しい思いをした期間、全てをここで簡単に語る事はできませんが、私の全ての青春はバスケットにありました」
「今までどんな時も側で支えてくれた家族。いち人間として今まで本当に多くのことを学ばさせて頂いた、監督・コーチ・バスケ関係者の皆様。どんな時も変わらず熱い応援をしてくださったファン・ブースターの皆様。そして、バスケットを通じて出会った仲間たちに支えられてここまでバスケットと真剣に向き合い頑張り続けることができました。本当に心から感謝しています」
「これからは、バスケットを通じて培ってきた経験を生かし次のステップへ挑戦します。最後になりますが、これからのバスケットボール界が更に盛り上がり子供達に夢と希望を与える、日本が誇れるスポーツになっていく事を心から願っています」
湊谷の今後について「これからどんどんSNSで発信していく」とのこと。常にひたむきにバスケットと向き合った湊谷のセカンドキャリアが充実したものになることを期待したい。