昨シーズンはフル出場し主要4部門でキャリアハイを更新

ウォリアーズが若手有望株のブランディン・ポジェムスキーと5年総額1億1000万ドル(約174億円)の契約延長に合意したと『ESPN』が報じた。

これにより、ウォリアーズは来夏に予定されていた同選手の制限付きフリーエージェントを回避し、主力を長期確保することに成功。契約は全額保証で、最終シーズン(2031-32)は両者合意オプションが付帯し、トレードキッカーが盛り込まれている。最終年の契約に柔軟性を残しつつ、将来の選択肢を細かく計算して組み上げた変則的な内容だ。

2023年ドラフト全体19位で指名され、キャリア4年目を迎えるポジェムスキーは、マイク・ダンリービーGM就任後初のドラフト指名選手。フロントオフィスが最優先で保持を狙ってきた背景には、彼の突出した耐久性とプレーメーク能力がある。さらに昨シーズンのポジェムスキーはリーグでわずか18人しかいない82試合全試合出場を達成し、得点(13.8点)、3ポイント成功数(154本)、アシスト(304本)、スティール(88本)でキャリアハイを更新した。

ジミー・バトラーやモーゼス・ムーディーら主要選手がケガで長期離脱し、新加入のクリスタプス・ポルジンギスも復帰時期が不透明な中で、ポジェムスキーの存在は今やチームの柱となっている。スティーブ・カーヘッドコーチも「ブランディンは我々のチームにとって非常に大きな存在。彼は周囲を生かし、ゲームを深く理解している」と評価。

また、ガードでありながら毎シーズン平均5.0リバウンド以上を記録するリバウンド力、リーグトップクラスのテイクチャージ数を見せ、コート上の潤滑油として高い貢献度を誇っている。

ウォリアーズは今回の契約により、ポジェムスキーという若手コアを適正価格で長期間確保しつつ、ステフィン・カリーの現役最終章に向けた次なるスーパースター獲得のための資金枠を死守した。

主要メンバーの負傷離脱により、今季開幕前のウォリアーズに対する下馬評は決して高くはない。それでも、カリーの背中を追いかけるポジェムスキーが長期契約を結んだことで、ウォリアーズの勝者の文化は、着実に次の時代へと引き継がれようとしている。