
4年連続で「U18日清食品リーグ」に出場している県立松江東(島根県)は例年、インターハイを区切りとして3年生の約半数が受験勉強に専念するためにバスケ部を引退します。今年は10人中7人の3年生が引退したチームで「U18日清食品トップリーグ2026 ディビジョン2 グループF」を戦います。
佐藤剛ヘッドコーチが「最後までもつれた試合で、勝てなくて残念でした。下級生主体のチームなので、彼らにプレータイムを与えて試合を経験させることができて良かったです」と言うように、県立松江東は頻繁にメンバーチェンジを行い、多くの選手をコートに送り出しました。
そのチームに今も残る3年生の一人が、キャプテンにしてエースの舩木玲選手です。この試合ではコンタクトを受けながらゴール下のシュートを決め、思い切りの良いドライブからバスケット・カウントを奪うなどエースの働きを見せました。それ以外にもタイマーが止まれば1年生の石津晟選手にアドバイスを送り、ベンチに下がっても誰より大きな声でチームを盛り立てました。
「僕は1年生の頃からU18日清食品リーグやインターハイ、ウインターカップに出させてもらっています。なので、自分が経験してきたことを後輩にしっかり伝えて、来年、再来年に向けて少しでも力になれたらと思っています」
県立松江東の3年生が、「U18日清食品リーグ」を利用して自分の持つ技術や経験を後輩に伝える姿は、毎年引き継がれているものです。昨年のリーグ戦で、新チームのキャプテンになったばかりの舩木選手を引っ張ってくれたのが1学年上の先輩、橋本拓海選手でした。
舩木選手は言います。「橋本選手は下級生にたくさん声を掛けて、多くのことを伝えてくれました。僕たちは島根県では負けていないので、まずはそれを継続していくためにより多くの経験を積んでもらいたいです。そのためにも、自分も練習中や試合中でもメンバーでハドルを組んで話し合うように心掛けています」
初戦となった県立宇部工業戦は4点差、インターハイも初戦で埼玉栄(埼玉県)に8点差で敗れています。島根県では常勝チームでも、全国レベルで本気で勝ち抜くには、まだ足りないものがあります。舩木選手は「今日の試合でもクラッチシュートを決めきれませんでした。フィジカルもまだ足りていないのでトレーニングをしつつ、シュートを決め切るメンタル、シュート力を上げる必要があります」と言い、この「U18日清食品リーグ」について「勝利を目指しつつも、錬成会のような位置付けで考えています」と続けます。
「この大会ではたくさんの強いチームと対戦する中で自分たちの課題が浮き彫りになります。それを学校での練習に持ち帰って、次の試合で挑戦することができます。インターハイでの課題もそうですが、個人的な課題にも日頃の自主練習で取り組むようにしていて、このリーグ戦でどんどんチャレンジしていけたらと思っています」
舩木選手にとって高校バスケの時間は残りわずかですが、この3年間で得たものすべてを後輩たちに伝えるつもりです。自分が先輩にしてもらったことを後輩たちへ――。その思いを舩木選手はこう語りました。
「サイズがないウチが全国で勝つためには、フィジカルはもちろんですが、考えてバスケットをすることが大事です。チーム内で話し合うこと、一個一個のプレーを丁寧にすること、そして考えてプレーできる選手になる必要があります。個人的には残りの試合でも自分の持てる力を最大限発揮して、一つでも多く勝てるように頑張ります」
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「U18日清食品トップリーグ2026 ディビジョン2」競技日程
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