
駒澤大学附属苫小牧(北海道)は昨年の「U18日清食品ブロックリーグ2025 グループB」で優勝しましたが、主力の多くが卒業した今年は上級生の数が少なく、新たなチーム作りを進めています。さらに現在はケガ人も抱え、決して万全とは言えない状況の中で「U18日清食品トップリーグ2026 ディビジョン2 グループB」の開幕を迎えました。
田島範人コーチはこの大会を「チームを活性化させ、チーム力を上げていく場」ととらえています。「トーナメントだったら勝たないと次の試合がやって来ませんが、この大会はリーグ戦なので、強豪チームとの7試合が保証されています。そう考えると、今の自分たちにとっては、どれだけチーム力を上げていけるかがテーマになります」
チーム事情は苦しいですが、下級生にとっては大きなチャンスです。9月13日(日)の開幕戦、埼玉栄(埼玉県)との試合終盤にコートに立った選手全員が1年生でした。そこで存在感を見せたのが、北見市から駒澤大学附属苫小牧へ進学した伊藤和心選手です。
先発の機会に発奮した伊藤選手は、ディフェンスで積極的に声を出し、オフェンスでは果敢にシュートを狙います。「昨日から『スタートかもしれない』と思って準備をしていたら、予想していた通りスタートだったので、やってやるぞっていう気持ちで試合に臨みました。ディフェンスも発信できたし、オフェンスも積極的にシュートを狙っていけたので良かったです」と試合を振り返りました。
伊藤選手は兄の影響でバスケを始め、中学1年で全国大会を経験し、2、3年時には全道大会での上位進出を果たしました。地元の社会人リーグの練習に参加し、上の年代の選手たちとプレーする経験も積んできました。それと同時に中学時代から何度も駒澤大学附属苫小牧の試合を見たり、練習参加をしていました。
そんな経験も生かしながら、駒澤大学附属苫小牧の一員となった伊藤選手は「まずは1年生らしく、フレッシュに元気良くプレーしていきたいと思っています」と抱負を語ります。
田島コーチも「今のチーム状況で、下級生にはチャンスをモノにしてほしいです。今回も7人が1年生で、最後にコートに立っていたのは全員が1年生でした。1年生だけでこれぐらいバスケができているんだと自信を持ってほしいですね」
その先に見据えるのは、さらに高い舞台です。「だからこそ自分たちが最上級生になる時には、全国のベスト8、ベスト4が普通になるぐらいのイメージでやってほしい。そのために肌でいろいろ感じなさいと送り出しています」
下級生は思い切り良くプレーして、自分の可能性を広げるよう励ます田島コーチですが、上級生には自分の役割を明確にすることを求めています。「上級生は高校バスケでの立場や役割がはっきりしているわけですから、自分がこのチームでどう貢献していくのかを明確にしてもらいたいです」
それぞれが自分の役割を理解し、チームの中で責任を果たす。その積み重ねの先に、現在掲げている全国ベスト8という目標があります。
伊藤選手は、今はまず1年生らしく全力でプレーしつつ、いずれやって来る自分たちの世代にも目を向けています。「自分たちの代ではもっと上を目指したいと思っています。僕らの世代は良い選手が揃っているし、仲もすごく良いので、ベスト8と言わずその上を目指したいです」
インターハイで全国の舞台を経験し、「U18日清食品トップリーグ2026 ディビジョン2 グループB」では強豪チームとの対戦を重ねます。新しいチームだからこそ競争は激しく、そこから新たな可能性が生まれてきます。駒澤大学附属苫小牧にとって、このリーグ戦は現在のチームを成熟させるだけでなく、これから全国の舞台で戦うための土台を作る時間になっていきます。
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「U18日清食品トップリーグ2026 ディビジョン2」競技日程
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「U18日清食品トップリーグ2026 ディビジョン1」放送・配信情報