スーパースターのウェイドもびっくり仰天の超大型契約
サンダーからロケッツに移籍して5年、まだ優勝こそ成し遂げられていないものの、ジェームズ・ハーデンはNBAトップレベルのタレントとして認められている。昨シーズンはポイントガードへのコンバートが大当たり。キャリア初のアシスト王に輝くと、シーズンMVP有力候補にも挙げられた。
そのハーデンは、ロケッツと4年2億2800万ドル(約260億円)の『スーパーマックス契約』を締結。現在の契約が2019年まで残っているため、ハーデンは2023年までロケッツの契約下に置かれることとなった。先日ステフィン・カリーがウォリアーズと合意した5年2億100万ドル(約225億円)も大きな話題になったが、そのカリーが受け取る総年俸額を35億円も上回る。選手の価値を契約金額が決めるのだとしたら、ハーデンはこれでNBAのトップに躍り出たことになる。
この大型契約にはNBAスター選手も驚きの反応を見せている。ドウェイン・ウェイドは、Instagramにハーデン、ウェイド、カーメロ・アンソニーのスリーショットを投稿。
メッセージ欄には、3人がこの金額について話し合っているという設定で、次のやり取りが書かれている。
ウェイド「ちょっと待ってくれ、メロ。今なんて言った 何だって?」
メロ「4年2億2800万ドルって言ったんだよ」
ジェームズ「実は……今、彼が言った通りなんだ」
スーパースターのウェイドも驚く契約額だが、ロケッツはハーデンにそれだけの価値があると判断したということ。チームはオフにクリッパーズとのトレードでクリス・ポールを獲得したばかり。プレースタイルが重なるポールとの共存がまずは成功のカギになるが、NBAに衝撃を与えるバックコートデュオが誕生したのは間違いない。
来シーズン、ポールとのコンビでチームを23年ぶりの優勝に導くことができれば、名実ともに『ハーデン時代』の到来となる。