ハリソン・バーンズ

アメリカは日本と同グループ、初戦は明日のチェコ戦

アメリカ代表は、ワールドカップ前にオーストラリアと2度エキシビションゲームで対戦したが、結果は1勝1敗。チームUSAの連勝記録が78で止まった試合は歴史的敗戦と報じられ、今回の代表の実力が不安視された。優勝候補の筆頭であることは間違いない。ただ、油断は禁物だ。

バスケワールドカップ優勝候補のアメリカ代表において、ハリソン・バーンズはNBAとオリンピックの両方で優勝経験を持ち、ヘッドコーチのグレッグ・ポポビッチからの信頼も厚い。

そのバーンズは、勝つためには細部に渡るまで集中しなければいけないと説く。「負ける可能性があることを理解していないといけない。もし火曜日の試合に勝っても、木曜と土曜の試合で同じ結果になるとは言えない。どの試合でも同じように集中し、同等のインテンシティを保つんだ。勝ち負けは、ちょっとした間で決まってしまう。だから細部に集中しないといけない」

アメリカの1次リーグは、9月1日のチェコ戦から開幕する。続いてトルコ、日本と対戦する予定だが、バーンズはあらためて目の前の試合に集中することの重要性を語った。

「それぞれの試合に集中することが大事。今はチェコ戦に集中している。トルコとの試合、日本との試合も予定されているけれど、1試合ずつやっていく。エキシビションゲームで学んだのは、気を緩めてはいけないということだ」

1ポゼッションを争う展開になった時、勝ち方を知るバーンズは冷静に正しいプレーを選択するだろう。若いチームが思わぬ落とし穴にはまらないためには、彼のような百戦錬磨のベテランの導きが必要になる。