金近が13得点6リバウンドの活躍もチームは精彩を欠く

9月20日に行われた『第20回アジア競技大会』の男子バスケットボール決勝で、日本代表は韓国に57-67で敗れた。

日本代表は小川敦也、高島紳司、金近廉、川島悠翔、アレックス・カークのラインナップでスタートする。開始直後から金近が連続得点を挙げるが、中盤に入るとカークが2つ目の個人ファウルを犯してベンチに下がらざるを得なくなり、7-12とビハインドを背負う苦しい展開に。しかし、交代で入った狩野富成がブロックショット、ダンクと攻守に渡って躍動し、ジャン・ローレンス・ハーパージュニアがボールプッシュでリズムを作り始める。残り3分には黒川虎徹が3ポイントシュートを決めて同点にすると、山内ジャヘル琉人、山﨑一渉にも得点が生まれて16-12で第1クォーターを終了する。

第2クォーターに入っても津屋一球が3ポイントシュートを沈めて幸先の良いスタートとなり、日本ペースで進むと思われたが、それ以降は韓国のパフォーマンスが上回る。同点で迎えた後半、日本は韓国のタイトなディフェンスにペイントエリアへの侵入を阻まれ、ギャップを生み出すことができない。オフェンスが停滞する日本に対して、韓国のイ ヒョンジュンが第3クォーターだけで3ポイントシュート3本を含む13得点5リバウンド1スティールと大車輪の活躍で、韓国の8点リードで最終クォーターへ。

集中力の切れない韓国は、ヒョンジュンのエースムーブとイ ジョンヒョンが的確なプレーメークで、ショットクロックを目一杯使い時間を消費して勝利を手繰り寄せる。対する日本は第4クォーター開始直後のシェーファー アヴィ幸樹の得点で6点差に縮めるのが精一杯で、その後はオフェンスファウル、ターンオーバー、フリースローのミスと精彩を欠くプレーが続いてしまいタイムアップを迎えた。

日本は、金近がチームトップスコアとなる13得点6リバウンドを記録し、小川もそれに次ぐ12得点5リバウンドの活躍だった。日本は54リバウンドと韓国の43本を上回ったが、フィールドゴール成功率は73本中22本(30.1%)、ターンオーバーは13本、フリースロー成功率も14本中5本(35.7%)と効率良く得点を積み上げることできなかった。対する韓国のヒョンジュンは、27得点18リバウンド3アシスト2スティールと優勝に大きく貢献した。

日本は史上初の金メダル獲得を逃したが、それでも12年ぶりのメダル獲得となった。銀メダルは1962年のジャカルタ大会以来64年ぶりの快挙となる。金近は大会を通じて平均24分34秒のプレータイムで11.2得点、3.2リバウント、2.2アシストとエースの活躍ぶりだった。Bリーグドラフト1位指名の山﨑も3ポイントシュート成功率44.4%を記録して、出場時間中の得失点もチームトップの+8.7とポテンシャルの高さ証明した。

【最終順位】
優勝:韓国
2位:日本
3位:イラン
4位:中国
5位:チャイニーズ・タイペイ
6位:バーレーン
7位:ヨルダン
8位:サウジアラビア
9位:フィリピン
10位:カタール
11位:カザフスタン
12位:インドネシア