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注目のルーキー、ロンゾ・ボールとの連携に期待

まだ成立はしていないものの、クリッパーズ、ナゲッツ、ホークスが3チーム間トレードに合意し、あとは発表を待つのみと見られている。今回のトレードでは、クリッパーズがナゲッツからダニロ・ガリナリを獲得し、ホークスがクリッパーズからジャマール・クロフォードを獲得する予定だ。

しかし、クラブは合意しても選手も同意するとは限らない。クロフォードは再建段階に入ったホークスでプレーすることを望んでいないと『USA Today』が伝えている。

ホークスはすでにドワイト・ハワードをホーネッツにトレードし、フリーエージェントのポール・ミルサップもナゲッツとの契約に合意して。完全に若手中心のチーム再編にシフトしたのは明らかで、クロフォードの居場所はない。

37歳になった現在もリーグトップクラスのシューターとして評価されているクロフォードは、ロサンゼルスに留まりたい意向を持っていると、『ESPN』が報じた。だがクロフォードが希望するジャージーの色は、ホワイトレッドではなく、パープルゴールドだ。

レイカーズの2017-18シーズンの総年俸は8200万ドル(約93億円)程度で、来シーズンのサラリーキャップとして定められた9909万3000ドル(約111億円)までかなりの空きがある。クロフォードはシックスマンとしてはもちろん、先発シューティングガードとしても起用できるため、どのチームにとっても重宝される存在。パス優先で、精度の高いボールを供給する新人ロンゾ・ボールと、いぶし銀シューターとして知られるクロフォードは良い連携を築くことができそうだ。

キャリア17年目のベテランの希望が叶うかどうか、今後の推移が待たれる。