クリッパーズの指揮官リバース「レナードは寡黙なケビン・ガーネット」

クリッパーズの指揮官リバース「レナードは寡黙なケビン・ガーネット」

2019/08/27

カワイ・レナード

「行動で引っ張れるのが、最高のリーダーシップ」

オフにカワイ・レナードとポール・ジョージを獲得し、一躍2019-20シーズンの優勝候補に躍り出たクリッパーズ。そのチームを率いるドック・リバースは、セルティックス時代にチームを優勝に導いたケビン・ガーネットとレナードを比較し、後者を「寡黙なケビン・ガーネット」と表現した。

セルティックスは、2007年のオフにレイ・アレンとガーネットを獲得し、ポール・ピアースとの『ビッグ3』を結成。ガーネットは加入1年目から鬼気迫るプレー、そして時にはチームメートを叱咤するほどのリーダーシップを発揮してチームを引っ張り、セルティックスを優勝に導いた。

レナードは、ガーネットのように声でリードするタイプではないが、どんな時もチームの勝利のために最善を尽くすことで仲間から信頼されるリーダーだ。

リバースは、2019-20シーズンから指導するレナードについて、「だいぶ違いはあっても、彼を見ているとケビンを思い出す」と、『Boston Globe』に語った。

「彼は、寡黙なバージョンのケビンだ。仮にケビン・ガーネットが声でチームを引っ張らなかったとしても、あの行動力こそ、選手たちが彼に付いていった理由だ。ケビンのように声で引っ張るタイプで、感情を爆発させるタイプの選手に行動が伴っていなかったら、誰も付いていかなかっただろう」

「大きな違いはあれど、行動で模範を示す傾向のあるカワイを見ていると、ケビンを思い出す。行動で引っ張れるのが、最高のリーダーシップなんだ」

2019-20シーズンは、ウォリアーズの戦力ダウンに伴い、西カンファレンスの上位争いは、ほぼ横一線と見ていい。その中でも戦力が充実しているクリッパーズを優勝候補に挙げる意見は多いが、リバースは、周囲からターゲットにされることで得られるものもあると言う。

「2009年の時、我々(セルティックス)は他チームの標的になった。相手からターゲットにされていることを知っていた我々は、その準備を整えていた。ただ、優勝した翌年からターゲットにされるのは、ヘトヘトになるほど疲れる。それでも周りは関係なく、私たちに牙を剥いてきた。今のチームにとっても、そういう状況は必要だ。準備した上で毎試合に臨まないといけない、ということが分かるようになる。この試練を乗り越えられれば、重要な一線に臨める準備が整う」

新エースとなったレナードが、一芸に秀でる実力者が揃う来シーズンのクリッパーズを行動で引っ張れるかどうか、注目したい。

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