「スターターとプレーする時間を増やしていきたい」

9月4日に開幕する『FIBA女子バスケットボールワールドカップ2026』の日本代表に選出されている山本麻衣は、現在WNBAエーシズでプレーしている。シーズン後半戦からの加入と、フィットするのが難しい状況の中でも確実に存在感を高め、直近の2試合ではともに20分以上のプレータイムで、それぞれ9得点をマークした。

山本はここまで9試合に出場し平均14.4分のプレータイムで、6.1得点、1.8アシスト、3ポイントシュート成功率44.4%を記録。過去4シーズンで3度のWNBA制覇を成し遂げ、今シーズンも優勝候補のエーシズの中で、このスタッツは見事だ。合流当初は数分のみの出番だったが、7試合連続で13分以上のプレータイムと、控えガードとしてローテーション入りを果たしている。

23日のテンポ戦、山本はベンチメンバーの中で最長となる22分間の出場で9得点2スティールと攻守でインパクトを残し、88-78の勝利に貢献。試合後の会見で、ここまでの山本のプレーについて聞かれたベッキー・ハモンヘッドコーチが「他のベンチメンバーたちと良い時間を作ってくれています。これからは何人かのスターターの選手たちと一緒にプレーする時間を増やしていきたいです」と語っていることからも、首脳陣の信頼を勝ち取っていることを証明している。

また、ハモンヘッドコーチは山本のバスケットIQの高さを評価している。「彼女は戦術を理解するスピードが早く、私たちのセットプレーのすべてを理解しています。今日、私の指示ではなく選手たちによるプレーコールがありましたが、彼女は理解して実行していました。マイはすべてをスムーズに吸収してくれます。わからないことがあっても学習能力が高いので、周りの選手たちが指示をすればすぐに理解してくれます」

さらに指揮官は「彼女は私たちの起爆剤となってくれています。シュートが入っていても入っていなくても、彼女のエネルギーとハードワークを常にコート上で感じることができます。ベンチから出ていた先発メンバーに刺激を与え、チームに勢いをもたらしてくれています」とスタッツに出ない部分での影響力も称える。

指揮官だけでなく、チームメートからも山本はすでに確固たる信頼を得ている。20日のサン戦で9得点3アシストと活躍し、オンコートインタビューを受けていた山本の様子をエイジャ・ウィルソン、ジャッキー・ヤング、チェルシー・グレイとWNBA屈指の重鎮たちが笑顔で見守っていたのは仲の良さを表していた。エーシズで充実の時間を過ごしている山本が、この成果をワールドカップの舞台で発揮してくれるのが待ちきれない。