アンソニー・エドワーズ

優勝のための習慣作りは「間違いなく僕から始まる」

ティンバーウルブズのアンソニー・エドワーズが、自身のシグネチャーシューズのプロモーションのためにマニラ(フィリピン)を訪れ、ファンの前で「サンダーにもスパーズにも勝てる」と力強く言い切った。

ここ数年のウルブズは常に結果を残してはいるが、ここ2年のプレーオフではサンダー、スパーズ相手に敗退。自分たちより先にピークを迎えたレイカーズ、ウォリアーズ、ナゲッツには強いが、優勝を果たせないまま自分たちより後に強豪としてのサイクルを築いているサンダーとスパーズに勝てなかったことは、チームの悪い未来を暗示しているようにも見える。

しかし今オフにはジュリアス・ランドルとマイク・コンリー、ナズ・リードを放出してラメロ・ボールを獲得。これまでの路線を継続するのではなく、チーム再編に踏み切った。

「優勝できれば大きな意味があるけど、まだ優勝のことは考えていない。一歩ずつ進むんだ」とエドワーズは言う。「ラメロも含めて多くの新戦力が加わったばかりだ。まずはみんなで一緒にチームを作り上げる。全員がしっくり来るようなバスケの形を見出したい」

トレーニングキャンプが始まるのはまだまだ先だが、先日にはエドワーズの呼び掛けによりパリに選手を集めてのワークアウトを実施した。主力はもちろん、2ウェイ契約の若手まで参加し、パリ観光も含めてチームの一体感を作り出すための旅だ。注目すべきは渡航費や滞在費といったワークアウトの費用を、エドワーズとラメロが自腹で負担したことだ。コンリーやランドルといったベテランがチームを去った後のウルブズで自分がリーダーシップを発揮すること、そしてラメロとともにチームを引っ張るというエドワーズの意思が感じられる。

最年長の選手はルディ・ゴベアだが、2020年加入のエドワーズとジェイデン・マクダニエルズはチームで一番の古株となった。

昨シーズン最後の会見で、エドワーズは「レギュラーシーズンのうちから優勝に必要な習慣を作らなければならなかった。それができなかったと思う。それは全員の努力で築くべきだけど、間違いなく僕から始まるべきものだ」と振り返っている。

だからこそ、彼は8月という早い時期から動き始めた。名実ともにリーダーとなったエドワーズは、ウルブズをこれまで以上の高みに引き上げるため、全力を尽くすつもりだ。