追いかける時間が続くも終盤にドラマ
8月10日、バスケットボール男子日本代表が『日本生命カップ2026(佐賀大会)』の第2戦でモンゴル代表と対戦した。
日本の先発は第1戦と同じく小川敦也、高島紳司、山﨑一渉、川島悠翔、アレックス・カークの5人。第1戦で33得点を奪われたシャラブジャムツ・エンヒウードに対し、マークにつく高島が激しく当たりつつヘルプも目を光らせたことで自由にプレーさせない。それでも、彼を過剰に警戒するあまりオフェンスリバウンドを多く取られ、周りの選手にも得点されてしまう。オフェンスでは小川が持ち味の推進力を生かしペイントタッチからのキックアウトでアシストを連発し、途中出場のジャン・ローレンス・ハーパージュニアが2本連続で3ポイントシュートを射抜くなど勢いを与えた。互角の展開が続くも、ラストポゼッションでタフスリーを許し、14-19とビハインドを背負って第1クォーターを終えた。
第2クォーターに入ると、再び小川のキックアウトから川島が3ポイントシュートを成功させ、さらに力強いドライブから加点し、主導権を取り戻す。小川やハーパージュニアの狙いすましたスティールからのワンマン速攻も飛び出し逆転した。しかし、シャラブジャムツがマークを引き付け、ビッグマンが長距離砲を狙うピック&ポッププレーから3連続で3ポイントシュートを許すと、セットプレーからシャラブジャムツにも3ポイントシュートを決められ32-36と逆転されて前半を終えた。
後半開始直後、ソフトに入ってしまった日本はいきなり0-6のランを浴び、2桁のビハインドを背負ってしまう。その後も打開策が見出せない時間が続いたが、バックコートバイオレーションを誘発するなど、ディフェンスの強度が徐々に上がったことで反撃を開始。高島がトランジションスリーを沈め、黒川虎徹が自らのオフェンスリバウンドからフローターをねじ込み、再び高島がセカンドチャンスから3ポイントシュートを射抜いた。こうしてディフェンスからリズムを作った日本は約3分半で10-1と走り、6点差に詰めて最終クォーターを迎えた。
そして、日本は小川とハーパージュニア、黒川を同時起用する3ガードでスタートしたが、これが大いに機能した。ボールがよく回り、ドライブからキックアウトを何度も繰り出すことで、確実にオフェンス優位な状況を作り出した。オフェンスファウルを誘発するなど、ディフェンス強度も高く、リバウンドも一回で取り切ったことでトランジションに繋げた。こうして攻守が完全に噛み合った日本はこのクォーターを27-3と圧倒し、最終スコア75-57で勝利した。
