「イ・ヒョンジュン選手みたいなプレーを見せたい」
女子日本代表は9月の『FIBA女子ワールドカップ2027』に向けた第4次強合宿をスタート。この合宿に参加している14名で8月13日、14日に『三井不動産カップ2026 (東京大会) 』で韓国代表と戦う。
4月末から複数の海外遠征を含めた合宿を重ねている女子代表だが、チームリーダーの宮澤夕貴は7月中旬にかけて実施された第3次合宿を濃密な時間だったと振り返った。
この合宿ではWリーグのチーム所属の5人のコーチ、さらに元日本代表の三好南穂がサポートとして参加。宮澤はスタッフ増の効果を「1選手につき3人のコーチがついたことで、メニューも強度がすごく上がって本当にキツかったです」と語る。
ワールドカップ本大会で、日本が勝ち進むためにはサイズ不足の中でもいかにリバウンドを取り切れるかが勝敗の明暗を分ける最大の鍵となる。このリバウンドの強化について、オーストラリア遠征で同国代表、中国代表との強化試合を通し、「課題と言っていた部分について、結果が出たのがオーストラリア戦でした。少しずつ自分たちがやるべき部分がより明確になってきている。何ができて、できていないかについて分かってきたと思います」と収穫を得た。
オフェンス面で言うと、トランジションからのイージーシュート、3ポイントシュートが日本のスタイルとなる。ただ、相手もそれは分かりきっており3ポイントシュートを徹底的に抑えられた時、ミドルレンジからのシュートも組み合わせるなど得点のバリテーションを増やすのが大きな課題だ。
そこはチーム全体だけでなく、宮澤自身も強く意識している。「オフェンスの中で、今はペイントアタックについて結構言われています。その上で、コーリー(ゲインズヘッドコーチ)からは『アース(宮澤)やセンター陣は(3点ではないミドルレンジの)ジャンプシュートも打ってほしい。これがみんなの強みだよ』と言われています。3ポイントを止められた時、ドライブでいかにアタックできるかは今、課題として取り組んでいることです」
「この前の遠征かワールドカップ最終予選のどちらか忘れましたが、オーストラリアと対戦した時、私はコートに入ると相手ベンチから『オンリー3ポイント』と言われ、ディフェンスにべったりつかれました。3ポイントを止めに来られたら切り込んでいけるイ・ヒョンジュン選手みたいなプレーを見せたいです」
日本代表は昨夏の女子アジアカップで尻上がりに調子を挙げ、準決勝では完全アウェーの中で開催国の中国を撃破。ワールドカップ最終予選も最後は連勝と、試合を重ねるごとに連携を向上させていった。だが、ワールドカップ本大会では徐々に調子を上げるようでは勝ち進めない。グループリーグ初戦のマリ戦から、100%の完成度で大会に臨まないといけない。
宮澤も「本当に毎回スロースタートなのは良くないです。『この人が何をやりたいのか』というのは、より分かるようになってきた感じはあります。ただ、安心はできないですし、もっと5対5の練習を重ねていきたいですし、今回の韓国戦などでいろいろと確認したいです」と危機感を強調している。
13日と14日に対戦する韓国はワールドカップ出場国で、大会へ向け高いモチベーションで挑んでくることは間違いない。だからこそ、日本にとって貴重な強化の機会であり、オフェンスのバリエーションがどのように変化しているのか確認したい。
