「身体の状態も万全ではなかった」
オフにフリーエージェントとなってセブンティシクサーズと5年1億8000万ドル(約191億円)で再契約したトバイアス・ハリス。彼は、今月末から中国で開催されるFIBAワールドカップに出場するアメリカ代表候補の一人だったが、多くのスター選手と同様に、トレーニングキャンプ参加を早々に辞退した。
代表参加を辞退した選手には、それぞれの理由がある。ハリスが今回のワールドカップ出場を回避した理由は、休養を優先させるためだった。
ハリスは、今週ニューヨークのロングアイランドで無料のバスケットボールキャンプを開催している。その合間に『The Philadelphia Inquirer』の取材に応じ、代表を辞退した理由について語った。
「自分にとっては、この2シーズンほぼ全試合に出場したのが大きかった。それに今年オフは練習だけではなくて、他のこともあったし、フリーエージェントになったこともあった。コンタクト有りの練習を1カ月以上できない時期があった」
NBAのシーズンは、マラソンと比喩されるほど過酷な日程だ。だがハリスは、ピストンズ時代の2016-17シーズンに82試合、シーズン途中にピストンズからクリッパーズにトレードされた17-18シーズンに80試合、そしてクリッパーズからシクサーズにトレードされた18-19シーズンに82試合に出場した。
昨シーズンの東カンファレンス・セミファイナルでラプターズに第7戦の末に敗れてシーズンを終えると、ハリスは休息を求めた。「昨シーズンが終わった時点では、身体の状態も万全ではなかった。だから休みたかったんだ」
コンディションさえ良ければワールドカップにも出場したかったと話したハリスは「他の選手と同じように、(オリンピックに)出場したい。もし来年の夏にチャンスがあって、身体の状態が良ければ、チームの一員に加わりたい」と、2020年の東京五輪出場に意欲を見せている。
22 PTS. 6 REB. 6 AST.
The @sixers improve to 2-0 with Tobias Harris in the line-up! #HereTheyCome pic.twitter.com/Gv8em6JI8t
— NBA (@NBA) February 11, 2019