
「ポートランドのファンに『新しいジャ』を見せる」
ジャ・モラントはグリズリーズでの挑戦を7シーズンで終え、トレイルブレイザーズへと移籍した。今のモラントはサマーリーグが行われているラスベガスを訪れ、新たなチームメートとともに過ごしている。
NBAドラフトで1巡目2位指名された2019年から『チームの顔』として活躍したモラントが、1巡目指名権もなしでトレードされたのは、彼のケガと素行不良の繰り返しにグリズリーズがほとほと手を焼いていたからだ。もともと気性は荒かったが、キャリア初期はそれがアグレッシブなプレースタイルに繋がっていた。しかし、『銃にまつわるトラブル』を起こして長期出場停止を受けた2023年を機に悪い面が先行するようになり、それとともにケガも増えた。
エースであるモラントの長期に渡る不振はチームの限界を露呈させ、フロントは再建を決断。同世代のデズモンド・ベイン、ジャレン・ジャクソンJr.を先にトレードし、モラントは相場に見合った条件でなくても放出した。
今のモラントは環境を変え、フレッシュな気持ちで新たなスタートを切ろうとしている。「新しい家、新しいチーム、新しい組織で新たなスタートを切れるのは幸せだ。ポートランドのファンに『新しいジャ』を見せる。ゼロからのスタートという感覚だ」と、モラントは穏やかに微笑む。
『新しいジャ』には「いろいろな意味がある」とモラントは言う。「この数年で僕は多くのことを学び、考え方も変わった。より成熟し、バスケに打ち込む準備ができている。今は気分が高揚しているし、早く始めたい」
Ja Morant and his new @trailblazers teammates pass the phone at NBA Summer League… vertically and horizontally 😂 pic.twitter.com/Vji8Rs21Og
— NBA (@NBA) July 11, 2026
メンフィスのファンには「愛しか感じなかった」とメッセージを送る。「中には批判もあったと言うだろうけど、僕はそれも悪口ではなく、家族だからこその厳しい愛情だと受け止めていた。親しい人たちはみんな、トレードが決まると僕の成功を祈ってくれた。僕もメンフィスの街、ファン、クラブ、チームメートに対して同じ気持ちでいる」
そしてモラントは「僕のイメージを変えたい。バッドガイ(悪者)と思われているけど、僕はただのジャなんだ」と新天地での目標を語った。
「過去のことは解決済み。もう何も起きていないのに、何年もずっと話題にされる理由が分からない。僕が本当にバッドガイならNBAに残ることはできないし、今ここで皆さんと話していることもないはずだよ」
その上でブレイザーズのファンには「僕のプレーは見たことがあると思うけど、実際に会って僕がどんなプレーをし、何を話し、みんなとどう接するかを見てほしい。そうすればメンフィスと同じぐらい、それ以上の愛をもらえると信じている」とメッセージを送った。