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ウルブズの新たな顔として、まずはプレーオフ進出が目標

『急転直下』という表現が相応しいトレードにより、ブルズからティンバーウルブズへ移籍したジミー・バトラー。トレード成立後にはシカゴとブルズファンへの感謝の気持ちをInstagramに投稿したが、すでに気持ちを切り替え、新天地でのミッションに集中している。

6月25日、ミネソタに到着したバトラーのビデオメッセージをウルブズ公式がTwitterに投稿した。

バトラーは「素晴らしい都市、自分にとっての新たなホーム、ミネソタ、ミネアポリスに到着したよ」とコメント。そして、はやる気持ちを抑えつつ、次のように意気込みを語った。

「早く仕事がしたくてたまらない。それに、球団のみんなとも顔を合わせて仕事に取り掛かりたい。この機会に感謝しているよ。勝つ準備も、チームを引っ張る準備もできている」

バトラーの加入により、ウルブズは昨シーズンの31勝(51敗)から10勝以上の上乗せが期待できる。チームとしての課題は、やはり守備の改善だろう。トム・ティボドー体制での初年度に記録した1試合の平均失点は、リーグ18位の106.7。守備に定評があり、ハードワークを厭わないバトラーが加わり、ティボドーのシステム理解度も上がる2年目の来シーズンは、攻守のバランスが大幅に改善されるはずだ。

13年ぶりのプレーオフ進出に向け、まずは年間40勝ラインを越えられるかどうかが一つの焦点になる。新エースとしてやって来たバトラー、毎シーズン成長し続けているアンドリュー・ウィギンズとカール・アンソニー・タウンズらとのケミストリーを考えれば、ウルブズがリーグの『台風の目』になる可能性は、十分に考えられる。