アジアカップを1カ月後に控え、女子日本代表は質&量ともに激しい『本番モード』の第4次強化合宿でチーム強化に励む

アジアカップを1カ月後に控え、女子日本代表は質&量ともに激しい『本番モード』の第4次強化合宿でチーム強化に励む

2017/06/20

文=丸山素行

3連覇を狙う日本は、オーストラリアと韓国と同組に

女子日本代表は7月23日にバンガロール(インド)で開幕するアジアカップを控え、6月18日から7月10日にかけ第4次強化合宿を行っている。

アジアカップは全8チームが参加。上位4チームに来年スペインで行われるワールドカップの出場権が与えられる。このところアジアカップを2連覇している日本だが、今回は強豪のオーストラリア、韓国と同グループ。リオ五輪で見せたような高いパフォーマンスが求められる。

ヘッドコーチのトム・ホーバスは終始厳しい表情を浮かべたまま練習を見守った。そこに和やかなムードはなく、完全なる『本番モード』。選手たちも真剣かつ全力でメニューに取り組んだ。

2人のディフェンスの間を抜くドライブの練習では、ディフェンス側の強度が足りないとの指摘が飛ぶ。「オフェンスの練習でもディフェンスをしっかりやれ」とヘッドコーチの喝が入る。また悪い部分があればその選手を呼び止め、厳しい言葉でその場での改善を促していた。まさに『強化合宿』と呼ぶに相応しい強度の中、基礎的なことからスクリーメージまで練習はみっちり2時間半に及んだ。

第4次合宿の前に行われたヨーロッパ遠征について聞かれたホーバスヘッドコーチは「日本の良いところと悪いところが出た」と総括。特に悪い部分ではトラベリングの数が多すぎたこと。「1試合平均5個以上のトラベリングを犯していた。それだけのターンオーバーがあれば勝つのは難しい」と語る。身体に染みついたステップを直すことは容易ではなく、海外の笛に順応するため、練習メニューに基礎的なステップ練習を盛り込み安易なトラベリングをなくすべく目を光らせていた。

チーム強化は最終局面へ、生き残り競争も激化

7月8日、9日には国際強化試合としてオランダとの対戦が決まっている。「アジアカップでは大きい選手がいる国が多いので、その対策をしたい」と狙いを明かした。またオランダ戦が行われる前の「7月の頭くらい」に最終メンバー12名を決めると公言した。

現在合宿に参加しているのは15人。WNBAシアトルストームに所属する渡嘉敷来夢は渡米中のため合宿に参加しなかったが、渡嘉敷の代表入りは確実。そのため、実質15人が残り11の椅子を奪い合う形となる。

約3週間に渡って行われる強化合宿でトラベリング対策やその他の課題を修正するとともに、代表生き残りレースも最終局面を迎える。

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