ジョーダン・ヒースは守備をベースにしたチームの象徴に
川崎ブレイブサンダースが新外国籍選手となるジョーダン・ヒースを獲得した。
アメリカ出身のヒースは、208cm109kgのパワーフォワード兼センター。昨シーズンのユーロカップでは平均13.8得点8.1リバウンド(5位)1.5ブロック(3位)を記録し、フィールドゴール成功率は驚異の61.8%をマークした。さらに3ポイントシュート成功率も40%と高く、シュート力を兼ねたビッグマンだ。
ヒースは公式ホームページで以下のコメントをしている。
「日本は初めてですが、日本をすごく好きになれると思います。日本の皆さんは優しく、すごく住みやすそうな国だと思っています。今年の目標としては地区優勝、リーグ優勝を達成したいと思っています。毎試合ファンの皆様のために奮闘したいと思っています」
昨シーズンの川崎は、ニック・ファジーカスが帰化したアドバンテージを生かすことができずに地区優勝を逃し、チャンピオンシップも初戦で姿を消した。結果が出なかった理由の一つに、絶対的なエースであるファジーカスと外国籍選手の連携が最後まで噛み合わなかったことが挙げられるだろう。ヒースは3ポイントシュートを打てる広いシュートレンジを持ち、内外でプレーできるため、ファジーカスとの相性も良さそうだ。
新体制となった川崎はディフェンスをベースにしたチームバスケットを目指している。ヒースはそれを体現する存在となることが期待される。
第2の外国籍選手はどのようなタイプを獲得するのか。常勝軍団復活に向けた、川崎の次なる一手に注目が集まる。