写真=野口岳彦
昨夏に帰化申請が通り、日本代表としても活躍
琉球ゴールデンキングスは今日、サンロッカーズ渋谷からアイラ・ブラウンを獲得したことを発表した。
アイラはアメリカのテキサス州出身の34歳。八村塁が所属するゴンザガ大の卒業生であり、2011年に富山グラウジーズに加入。その後、日立サンロッカーズ東京に移り、Bリーグ初年度のシーズンはサンロッカーズ渋谷の一員として57試合に出場した。
日本人女性と結婚しており、昨年には帰化申請が認められて日本代表入り。9月のFIBAアジアチャレンジで代表デビューして以降、主力に定着している。
身長193cmと長身ではないが、ウィングスパンと強靭なフィジカルを生かしインサイドできっちりと仕事ができ、ミドルレンジや3ポイントシュートも得意。リーグトップのパワーを持ち、帰化選手であるためオン・ザ・コート「1」の時間帯でもプレーできるメリットは計り知れない。「1」の時間帯をどう乗り切るかが課題だった琉球にとっては大きな補強だ。
アイラは移籍決定を受けて、クラブを通じて次のようなコメントを発表している。
「沖縄で毎試合、超満員の観客を前にプレーが出来るという素晴らしい機会を与えてくださったゴールデンキングスに感謝申し上げます。ワンダフルな沖縄の人たちに全力でプレーし続けることを、楽しみにしています。全力で成功を手にしましょう!皆さんの応援が必要です!最後に、沖縄の素晴らしい文化に出会い、ファンの皆さんとお会いする事を楽しみにしています」
コート上でのパフォーマンスもさることながら、人懐っこくてサービス精神に溢れたアイラは沖縄のバスケットボールファンに大歓迎されるはず。チームの大幅刷新に踏み切った琉球にとっては、決定打となる補強である。