レブロン・ジェームズ「僕は向いているとは思わない」
先週末に3人制バスケットボールの『3×3』が2020年東京オリンピックの正式種目に採用されることが決まった。これを受けて、NBAファイナルを戦うキャバリアーズとウォリアーズの選手にも3×3の質問が飛んだ。
ファイナル第5戦を控えた緊張からしばし解放され、選手たちはおしゃべりを楽しんだようだ。
レブロン・ジェームズは「バスケットボールにとって素晴らしい決定だと思う」とコメント。「アメリカ代表の3×3チームがNBAプレーヤーを出すのか大学生プレーヤーになるのか、どうなるかまだ分からないけど、いずれにしても素晴らしいことだ」
それでも、3×3のアメリカ代表として日本でプレーするアイデアについては「自分が3×3に向いているとはあまり思わないな。僕は5対5のバスケの選手だからね」とやんわり否定。
JR・スミスはリップサービスも込みだろうが、レブロンと並ぶチームのエースであるカイリー・アービングを推薦した。「カイリーなら間違いない。1on1をさせたら現時点でもベストプレーヤーだからね。カイル(コーバー)も3×3に向いているだろうな。オフ・ザ・ボールの動きからキャッチ&シュート、すごい効果を発揮するはずだ」
ウォリアーズのドレイモンド・グリーンも3×3の正式種目採用を歓迎している一人。ただ、自分たちNBAプレーヤーが参加するのではなく、バスケの幅を広げる意味で価値があると考えている。「ストリートバスケで育った俺には分かるんだけど、今回の3×3はプロ選手じゃなくても参加できる競技だ。他の種目を見ていると、普段は別の仕事をしている選手がたくさん参加している。3×3はそんな感じになると見ていて、それは素晴らしいことだと思うよ」
5人制バスケットボールがそうであるように、3×3でも『チームUSA』は圧倒的な強さを誇るのだろうか。もし5人制と同様にNBAのスター選手を集めた『ドリームチーム』が結成されれば非常に魅力的なのだが、その可能性があるかどうか、今後の展開に注目したい。