ウェストブルックもジョージの決断を尊重
サンダーからクリッパーズへの電撃トレードが決まったポール・ジョージは、フリーエージェントでクリッパーズに加入したカワイ・レナードとチームメートとなった。
2人は共にカリフォルニア州出身で、レナードがジョージとの共闘を希望したことで、今回の大型トレードが実現した。ジョージは、1年前にフリーエージェントになった際、地元ロサンゼルスのチームと契約するのではないかと思われた。しかし彼は、ラッセル・ウェストブルックとのデュオの可能性を信じ、昨年のオフにサンダーと4年契約を結んだ。
結果的にサンダーでのデュオは解消になったが、ジョージは『ESPN』とのインタビューで、ウェストブルックが決断を尊重してくれたと語った。
「ラスとは、男同士の会話をした。彼は理解してくれたし、自分のキャリアにとってベストな決断を下すべきと思ってくれた」
ジョージにとって今回の移籍は、優勝だけが目的ではない。彼は、これまでサポートしてくれた両親に恩返しをしたいと考えている。
ジョージの母親は、彼が幼かった頃に脳卒中を患い、その影響で長時間の移動ができない。ペイサーズ時代もサンダー時代も、ロサンゼルスで息子のプレーを観る機会は年に数回しかなかったが、来シーズンからは年に41試合もステイプルズ・センターで観戦できる。
「父も母も、自分が幼い頃から毎試合のように観に来てくれた。本当にサポートしてくれたんだ。今の自分のキャリアを考えた時に、今度は自分が両親に恩返しする番だと思っている。両親が頻繁に観戦できるようになるのは、あらゆる面で特別なこと」
母親が試合を観戦しやすい環境というのも、クリッパーズへの移籍の理由の一つだったようだ。
Going going, back back, to Cali Cali@Yg_Trece | #ClipperNation pic.twitter.com/0a2FnlepaK
— LA Clippers (@LAClippers) July 24, 2019