ブラッドリー・ビール

ビールをリーダーとしたチーム再編を進めていく考え

ウィザーズにとって、生え抜きのブラッドリー・ビールは今後のチームを支える重要な存在だ。トミー・シェパードGMは、3年1億1100万ドル(約119億円)の延長契約を提示することで球団の意思を示す考えを『ESPN』に明かした。

「我々はブラッドにフルマックスでの延長契約を提示するつもりだ」とシェパードGMは言う。さらに、今回の延長契約オファーにビールが応じなかったとしても、トレードする考えはなく、あくまでビールをリーダーにしたチーム再編を進めていく考えを明かした。

ウィザーズとあと2年の契約を残しているビールは、10月21日までに球団と延長契約を結ぶかを決めなければならない。シェパードGMの言葉を聞いたビールの代理人、マーク・バーテルスタインはこうコメントしている。「キャリアでは、大きな決断をしないといけない時がある。ブラッドはこれから検討して正しい決断を下す。球団には良い感情しかない。彼らは素晴らしい形でブラッドに接してくれている」

昨シーズンにキャリアベストとなる平均25.6得点、5.0リバウンド、5.5アシストを記録したビールは、これからキャリア全盛期を迎える。来シーズンは、アキレス腱断裂からの復帰を目指すジョン・ウォールが全休する可能性が高いものの、ルーキーの八村塁を筆頭に期待の若手が数年のうちにスター選手へと成長すれば、ビールが全盛期のうちにウィザーズは再び東カンファレンスの上位を狙える。

もし2019-20シーズンのオールNBAチームに選出されれば、ビールは来年のオフにウィザーズと5年2億5400万ドル(約274億円)のスーパーマックス契約を結ぶ資格を手にする。もし今回の延長契約が見送られたとしても、球団は来年のオフに再び最高条件での契約を提示するだろう。

ウィザーズは最大限の誠意を示すつもりだ。これをビールはどう受け止めるのだろうか。