
絶好調のドンチッチ「全面的なサポートのおかげ」
ルカ・ドンチッチは『ゾーン』に入っている。しかも2日連続だ。現地3月18日のロケッツ戦、接戦で迎えた終盤にドンチッチはクラッチショットを連発。厳しいマークを受けながらタフなシュートを次々とねじ込み、かと思えばディフェンスの注意を引き付けて八村塁にアリウープのパスを送るなど、強豪対決のゲームを支配した。
そのままヒューストンからマイアミに移動して2日連続の試合。レブロン・ジェームズもオースティン・リーブスもコンディション調整のため欠場するのではないかと見られたが、2人ともいつも通り出場し、いつもと変わらぬ質の高いプレーを見せた。
ただ、この日も主役を演じたのはドンチッチだ。前日の40得点からさらに勢いを増して60得点。リードはしていても終盤までヒートが食い下がる展開だったが、この試合もクラッチタイムに試合を支配したドンチッチの活躍でレイカーズが134-126で競り勝っている。
勝利をほぼ決めた残り15秒、ドンチッチが決めれば60得点目となるフリースローを打つ場面では、敵地にもかかわらず客席からMVPコールが起きた。試合後の会見ではレイカーズを率いるJJ・レディックがこのシーンを持ち出し、「MVPは誰かという議論にルカも加わるべきだ」と発言。ドンチッチ自身は「それはメディアの仕事だから、僕には関係ない」と言いながらも、敵地でのMVPコールに「鳥肌が立つほどに感激した。僕にとっては特別な瞬間だった」と、敵味方を問わず素晴らしいプレーを称えた観客に感謝した。
2日連続で絶好調のパフォーマンスを見せても、ドンチッチは自分の調子について多くを語ろうとはしなかった。あくまでチームで戦っており、仲間のサポートあってこそのスタッツであることを彼は強調した。
「みんな僕の記録を自分のことのように喜んでくれる。僕にとっては、それがすべてだ。ベンチでみんなが喜びを爆発させているのを見ると、僕らの結束の強さが分かるはずだ。お互いのことを心から大切にしていて、素晴らしいチームとはそういうものだと思う。常に絶好調でいられるわけはないけど、チームメートの全面的なサポートのおかげで上手くやれている。それが今のチームの好調に繋がっているんだ」
レブロンは19得点15リバウンド10アシストで今シーズン2回目のトリプル・ダブルを記録した。41歳になった今も2日連続の試合をこなし、好調を維持している。「僕らは接戦を勝ちきった経験が多い。混沌とした状況をコントロールするために何をすれば良いのかが分かっている。こういう経験に頼れるのは大きな強みだ」とレブロンは言う。
レイカーズはこれで8連勝。ドンチッチ、レブロン、リーブスの個性が噛み合ったことでチームは快進撃を続けている。「僕らにとっては時間だけの問題だった」と、このトリオについてレブロンは語った。「昨シーズンはルカが来たばかりで順応が必要だったし、今シーズンも僕が外れたりAR(リーブス)が外れる時期があった。僕が不在の間も2人が良いプレーを見せていたよね。『レブロンがいない方が機能する』という話はバズるだろうけど、それは完全に間違っているよ」