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積極的にアタック、レブロンもドライブで手玉に取る

キャバリアーズとのNBAファイナル第2戦にも132-113で快勝したウォリアーズ。第1戦に続いて猛威を振るったのは、33得点13リバウンド6アシスト、さらには3スティール5ブロックを記録したケビン・デュラントだったが、そのデュラントが「チームに必要だった」と話したのは、ステフィン・カリーの積極性だった。

カリーは32得点10リバウンド11アシストを挙げ、自身プレーオフで初の『トリプル・ダブル』をマーク。第3クォーター終盤には、キャブズのレブロン・ジェームズとの1対1から軽やかなステップワークとドリブルを駆使してのペネトレイトからレイアップをねじ込むなど、デュラントとともに『アンストッパブル』な存在となった。

試合後の会見で、カリーのプレーについて聞かれたデュラントは、次のような言葉で称賛している。「リムに向かってドライブを仕掛けて、アグレッシブに攻めていた。それに試合を通じて14本もフリースローを打つ機会を得て、すべて決めている。とても大きなことだよ。彼がポイントガードのポジションで、試合を本当に上手くコントロールしてくれた」

とりわけ今シリーズでは集中力の高さが際立つデュラントに加えて、カリーも好調を維持している。そのカリーは試合後、「自分はまだ上のレベルに到達できる」と語るなど、自信に満ち溢れている。また、プレーオフを通じ守備に徹してきたクレイ・トンプソンも、この日は7本中4本の3ポイントシュート成功を含む22得点を決め、オフェンスでも勝利に貢献した。

2年ぶりの優勝まで、あと2勝。敵地での第3戦は苦戦が予想されるが、第2戦までの試合展開を見る限り、前人未到16連勝で優勝という『パーフェクト・ビクトリー』の可能性も出てきた。