ケイド・カニングハム

ウィザーズ戦で相手と接触、肺のトラブルでプレー中断

ピストンズのケイド・カニングハムが戦線離脱となった。現地3月17日のウィザーズ戦、相手選手のハンドリングのミスを見逃さず、相手選手とボールのわずかな隙間にダイブ。この時、ボールを奪われまいと追い掛けた相手選手の身体がカニングハムの背中に乗る形となった。

カニングハムはその後も痛みを抱えながらプレーを続けようとしたが、結局すぐに交代することに。ベンチから出たデイニス・ジェンキンスとマーカス・サッサーがエースの穴を埋め、ピストンズが130-117で勝利した。

カニングハムのケガは当初は単なる打撲と見られたが、相手選手の膝が彼の左脇に入っており、その際に気胸を起こした。気胸とは、肺の表面にある小さな気泡が破れて、肺の中の空気が外に漏れだすことで、肺が圧力を失ってしぼんでしまう状態を指す。

ピストンズは2週間後に再評価をすると発表した。気胸が軽度であればそれで済むが、症状がひどかった場合には離脱期間が長引く可能性もある。

プレーオフまでは1カ月を切っている。2週間で復帰できればレギュラーシーズン最後の数試合で実戦のリズムを取り戻せるが、それより長引くと状況は深刻となる。

カニングハムはここまでリーグ13位の24.5得点、リーグ2位の9.9アシストを記録。それでも試合全体をコントロールする彼の支配力は、スタッツでは測れない価値がある。J.B.ビッカースタッフの下でディフェンスに重きを置いてハードワークのできるチームを作り上げたが、オフェンス面ではカニングハムのバスケIQとスキル、周囲を生かしながら自分でも得点できる万能性に大きく依存している。

ピストンズは49勝19敗で東カンファレンス首位を走っている。2位セルティックスとは3.5ゲーム差、3位ニックスとは5ゲーム差で、しかも両チームに直接対決で上回っており、残り14試合で首位を守り、第1シードでプレーオフに進むことは可能だろう。しかし、プレーオフのファーストラウンドでカニングハムが不在となる、または十分なコンディションではないとなれば話は別だ。

ピストンズはここからの1カ月、カニングハムの早期回復を願いながら、彼抜きの戦い方を模索することになる。