「自分たちの運命は自分たちでコントロールしたい」

女子日本代表は『FIBA女子ワールドカップ2026予選トーナメント』で3連敗スタートを切りながらも、その後の連勝で巻き返し、本大会出場をつかみ取った。

これ以上ないくらいに苦しんだのは間違いないが、この大会は『結果がすべて』であり、最重要ミッションは達成できた。ヘッドコーチのコーリー・ゲインズは「私たちの目標は予選を突破すること、毎試合成長することでした。この2つとも達成することができました。この大会は、私たちの将来に向けて大きな助けになります。この大会でよりチームの一体感を高めることができました。失敗から学ぶことは多いですが、成功から学ぶことができてありがたいです」と大会を総括する。

試合を重ねるごとに成長していったチームは、最終戦で40分間通して堅守からの速攻を貫くことでアルゼンチンを圧倒した。

それでも、指揮官は「最後にオーストラリアがカナダに勝ってくれたおかげ」と、自力で本大会出場を決められなかった悔しさを露わにし、他国の試合結果を待つ心境を「本来なら自分たちでコントールすべきものがそうならなかったのは、これは最悪な気持ちでした」と振り返った。

「将来に向けてとても大きな教訓となりました。自分たちの運命は自分たちでコントロールしたいです。そのためには、大会の最初から良いプレーをしないといけない。今回のような他力本願の状況は二度と起こしてはならない。自分たちの行く末が誰かの手に委ねられているのは、嫌な思いです」

今回の予選は日本が参加したトルコ大会の他にも、中国、フランス、プエルトリコで開催された。日本が戦ったグループが最もレベルが高く、だからこそ苦戦を強いられたが、ワールドカップで勝つために何が足りないのか、良い意味での現実を突き付けられた。

ゲインズは、日本のやりたい『ペース&スペース』のオフェンスのカギはリバウンドにあると強調する。「ここから急成長するための大きな課題はリバウンドです。我々が『ギャングリバウンド』と呼ぶ、ビッグマンだけでなく5人全員でリバウンドを取りに行く姿勢をもっと大切にしなければいけません。今日は何度かボールが弾かれたところで、ガード陣が飛び込んでボールを取りました。それができればブレイクに素早く移ることができ、オープンショットやイージーシュートを打てるチャンスが生まれやすくなります」

代表選手たちはWリーグのポストシーズンに向けて各所属チームに戻るが、それからすぐに日本代表の強化は再開される。9月のワールドカップ本大会に向けて、ゲインズが日本代表をどんなチームに仕上げてくるのかが楽しみだ。