キャム・トーマス

ネッツを解雇されバックスへ「信頼に結果で応えたい」

バックスはヤニス・アデトクンボの故障離脱で低迷が続いているが、下位のブルズ、ペリカンズ、ペイサーズに3連勝してやや持ち直した。敵地でのマジックとの2連戦の初戦を落としたものの、現地2月11日に行われた2試合目は116-108と接戦を制した。

この試合では、新戦力のキャム・トーマスとウスマン・ジェンが加入2試合目で勝利に貢献している。戦力不足のバックスにとって、2人が即戦力として機能する意味は大きい。

トーマスは非凡な得点能力を発揮していたにもかかわらずネッツでは最後まで信頼されず、5年目のシーズン途中に解雇された。すぐに今シーズン終了までの契約を結んでバックスに加入。これが2試合目の出場となった。

まだバックスの攻守に馴染んでいないためベンチスタートだったが、ガードのライアン・ロリンズ欠場を受けてトーマスのプレータイムが伸びるのは分かっていた。第1クォーターはフィールドゴール5本中成功1本と低調だったが、シュートを決めるたびにリズムをつかみ、最終的に34得点を記録した。

104-104で迎えた残り3分、緩急を生かしたドライブから勝ち越しのレイアップを決め、その後はカイル・クーズマを走らせるパスでアシストを記録。最後はディープスリーで締めるなど、彼らしさを存分に見せるパフォーマンスだった。

「2試合目にしてコーチが僕を信頼し、自分のプレーをさせてくれた。試合の終盤、勝負どころを託してくれたことに感謝している。これからも信頼に結果で応え、積み上げていきたい」とトーマスは言う。

序盤は苦戦したが「ただ僕がシュートを外しただけ」と振り返る。「ジェイレン・サッグスのような優れたディフェンダーとのマッチアップではあったけど、決めるべきシュートを僕が決められなかった。それで相手のスキを突いて良いシュートチャンスを作り、それを確実に決めていこうとしたのが良かったと思う。それでリズムに乗ることができた」

ネッツでは得られなかった信頼が、ここでは得られる。責任も伴うが、その状況をトーマスが楽しんでいるのは間違いない。

「僕が得点を取れるのはみんな分かっていると思う。でも僕は単に点を取るだけの選手じゃないと自負している。得点ばかりが目立つけど、プレーメークやディフェンスを引き付けてのアシストも得意だ。そういう部分で過小評価されていて、僕は得点がこの競技の本質だと思いながらも、それ以外の役割もこなせる選手でありたい。それをコート上で見せていくつもりだ」

ジェンもバックスにとっては良い補強になりそうだ。ジェンは2022年の1巡目11位指名選手で、サンダーで4シーズン目の途中にトレードされた。選手層の厚いサンダーではプレータイム確保に苦しんだが、バックスでは新たなチャンスが得られる。2日前のマジック戦がバックスでのデビューで、この時は5分間の出場に留まったが、2戦目ではベンチから23分出場し、3ポイントシュート5本成功を含む17得点で勝利に貢献した。

「気分は最高だけど、シュートが入るのは、それだけ練習してきたからだ。オープンならいつでも打つつもりでいるし、自信を持てるだけの練習はしてきた」とジェンは言う。「サンダーは層が厚いチームなので簡単じゃなかった。でも、自分の努力は自分が一番知っている。毎試合ですべてを出しきり、このチャンスを最大限に生かすつもりだ」