ギアを上げ、後半だけで19得点を挙げ勝利の立役者に
NBAサマーリーグ、ウィザーズの八村塁がホークス戦に先発出場した。
開始約2分、八村はポンプフェイクでマークマンを飛ばし、身体が前に流れながらの難しいミドルシュートを沈めて初得点を記録。その後、速攻に参加するもパスが回って来ず、ボールを持ちすぎてしまい、苦し紛れのパスをカットされる場面もあるなど、リズムに乗れない時間が続いた。
それでも、リバウンドやハリーバックなど献身的なプレーを続ける八村は、第2クォーター終盤に再びポンプフェイクからミドルシュートを沈め、直後にはポストでボールを要求してシュートファウルを誘発するなど、6得点を挙げて前半を終えた。
前半は試合の流れに身を任せていた八村だったが、後半に入り、積極的にシュートを狙い始め、得点を量産していく。
後半開始早々、ドライブから巧さと力強さを証明するバスケット・カウントを決めると、3試合にして初めての3ポイントシュートを沈める。
Yes, we knew he could shoot 3s.#WizSummer | @rui_8mura pic.twitter.com/lYZhxU2uok
— Washington Wizards (@WashWizards) 2019年7月11日
勢いに乗る八村はチェイスダウンブロックもお見舞いするなど、攻守ともに存在感を発揮。1on1から、再びプルアップの3ポイントシュートを沈めるなど絶好調の八村は、第3クォーターだけで10得点を挙げチームも逆転に成功した。
その後も、スクリーンから味方のロブパスに合わせて、ペイントエリアでゴールを連発。八村の活躍もあり、リードを保ったウィザーズが76-71で接戦を制した。
八村は32分間の出場で3ポイントシュート3本中2本成功を含む25得点9リバウンド2ブロックを記録。持ち前のシュート精度の高さやシュートレンジの広さに加え、リムプロテクターとしての力強さやフットワークの軽さを見せ、オールラウンダーとしての評価を上げた。
3試合目にして、ドラフト全体9位指名のポテンシャルをまざまざと見せつけた試合となった。
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— Washington Wizards (@WashWizards) 2019年7月12日