琉球ゴールデンキングス

3ポイントシュート攻勢で主導権を握る

2月11日、琉球ゴールデンキングスが『東アジアスーパーリーグ(EASL)』のグループリーグ最終戦に臨んだ。今回対戦するメラルコ・ボルツに勝利すれば1位通過となるが、5点差以内で敗れた場合は2位通過、6点差以上で負けると予選敗退という状況だった。

琉球の先発は崎濱秀斗、松脇圭志、ヴィック・ロー、ジャック・クーリー、アレックス・カークの5人。ローのタフスリーで先制すると、崎濱がスピードのミスマッチからステップバックスリーを射抜き、さらにセカンドチャンスから松脇がフリーの3ポイントシュートをしっかり沈めて主導権を握る。開始約6分には、代わったばかりの岸本隆一もディープスリーを成功させて17-7とリードを2桁に乗せた。その後、イスマエル・ロメロのパワープレーや速攻を受けるが、岸本の3ポイントシュートで締め、26-16で第1クォーターを終えた。

第2クォーターに入っても、ピック&ロールからズレを作り高さやスピードのミスマッチを誘発して、そこを起点に攻めていった琉球のペースが続く。インサイドの1対1をなかなか止められず、速攻から失点するなど突き放せない展開となったが、岸本のキックアウトから佐土原が3ポイントシュートを決めれば、アグレッシブさを失わない松脇が2本連続で3ポイントシュートを射抜くなど、前半に17本中9本の長距離砲を成功させた琉球が51-36とリードを広げた。

第3クォーターも第2クォーターと同様の展開となり、持ち味であるディフェンスで我慢ができずに拮抗した時間が続く。それでも、高確率な3ポイントシュートに加え、7連続得点を挙げたローが火消し役となったことでリードを保った。琉球は16点差で最終クォーターを迎えたが、ここから突如失速してしまう。

琉球ゴールデンキングス

大事なフリースローをしっかり沈めて逃げ切り

前半終了時点でのインタビューで桶谷大ヘッドコーチは「ペイントタッチがしっかりできているので、そこが3ポイントを打てている要因」と話し、「トランジションのところで結構やられているので、リバウンドの後だったりターンオーバーを簡単にしないようにしたい」と語っていた。だが、最終クォーターに入ると、ホームのメラルコの勢いに飲まれたことで3連続ターンオーバーを喫するなどミスを連発し、オフェンスでも積極性が失われたことでペイントタッチができなくなっていった。

こうして約5分間得点が止まった琉球は一気に点差を1桁に戻された。残り5分を切った場面で佐土原が3ポイントシュートを決めたが、平常心は取り戻せず守りに入ってしまう。そして残り48秒、ロメロのアタックを止められず5点差まで迫られた。それでも、ハンドラーを充実させるために投入した崎濱がファウルをもらい、このプレッシャーのかかる場面でフリースローを2本とも成功させて悪い流れを断ち切る。そして、直後のポゼッションを守り切り、ローがファウルゲームのフリースローを沈め、苦しみながらも88-79で勝利した。

9本中6本の3ポイントシュートを沈め、チームハイの18得点を挙げた松脇は「ファイナルがかかったゲームだったので、自信を持って打っていかないと相手に流れがいくと思っていたので、自信を持って打っていきました」と言い、「今日みたいな出だしで入ることが大事だと思います。ファイナルに行って勝ったことがないので、その悔しさを今年はぶつけれるように頑張りたい」と意気込んだ。

琉球は通算成績を5勝1敗としてグループBを首位で通過し、『EASLファイナルズ』進出を決めた。『EASLファイナルズ』はマカオで開催され、3月18日にクォーターファイナル、20日にセミファイナル、22日にチャンピオンシップゲーム(決勝戦)および3位決定戦が行われる。琉球は全体2位でグループリーグを終えたため、20日のセミファイナルからの出場となる。