馬場雄大

試合を重ねる中で、攻守ともにアジャスト

マーベリックスはNBAサマーリーグの4試合目を招待枠のクロアチア代表と戦った。馬場雄大は前半は出番がなかったが、第3クォーター途中に投入されて6分のプレータイムを得た。

1アシストを記録するも得点なし。それでもがむしゃらにボールマンにプレッシャーを掛けていた印象が強い最初の試合と比較すれば、ディフェンスのシステムへの理解が進んだことで全体のバランスを保つ意識がプレーに出ており、ハンドチェックでの不用意なファウルもなくなっている。

オフェンスでは良い意味で注目を集めたことで相手からの警戒が強くなったが、右コーナーから3ポイントシュートを打つと見せかけてベースライン沿いにアタック、ここまでは得意のプレーだが、そこからヘルプを引きつけて完全フリーの味方にパスを送るなど(シュートが決まらずアシストは記録されず)、単に得点を奪うよりも有効なプレーも見せられた。

馬場自身は試合後「ボールがないところで、どうプレーしていくかが課題。慣れの部分もあるので、焦らずやっていきたい」とコメントしているが、その課題についても向上が見て取れる。比江島慎のペリカンズと同様に、マブスも3勝1敗でトーナメント進出の可能性がある。良い経験ができているのは間違いないだけに、1試合でも多くサマーリーグのコートに立ってもらいたい。