「彼はハードにプレーする選手で、我々が好むタイプの選手」
馬場雄大はアルバルク東京に在籍したままマーベリックスのミニキャンプに参加し、そこで評価されたことでサマーリーグでプレーする機会を勝ち取った。ラスベガスで開催されているサマーリーグでは、ここまで3試合に出場。日本でのスタイルと同様にアグレッシブなプレーが評価され、平均14.3分のプレータイムを得て、5.3得点、3.0リバウンド、1.0スティールというスタッツを残している。
マブスのコーチを務めるマイク・ウェイナーは、マブス公式サイトに掲載された記事で馬場について「コートでの状況を理解する力が素晴らしい。言葉の問題はあるが、その部分でも彼はよくやっている。彼はハードにプレーする選手で、我々が好むタイプの選手だ」と、評している。
サマーリーグでともに戦っているチームメートも、馬場のプレーに好印象を持っている。96-92で勝利したネッツ戦後、「彼はチームにエネルギーをもたらしてくれた。何も恐れずにプレーしていた彼から力をもらってプレーできた」とダリル・メイコンが言えば、アントニウス・クリーブランドは「彼はディフェンス力があるし、ずっと走っていた。彼が生み出すものはチームの力になる」とコメント。キャメロン・ペインも「チーム内で最もタフなディフェンダーの一人」と馬場について語る。
「ファウルも多いけれどプレーし続ける選手だよね。そこが良い」
AND-1! @babaseyo pic.twitter.com/84m3hc8ozl
— Dallas Mavericks (@dallasmavs) 2019年7月8日
攻守両面でハードワークを信条とする馬場がコートで発しているエネルギーは、チームに良い影響を与えている。NBAのロスター入りを果たすには、さらにチームバスケットにアジャストする必要があるが、それは実際に経験を積むことでクリアできる部分でもある。
馬場の今後について聞かれたウェイナーはこう答えている。「たった10日間しか彼を見ていないので、展望を語るのは難しい。1カ月くらい見ることができれば、言えることも出てくるだろうね。ただ、このままやり続ければ問題ない」
限られたプレータイムの中でも着実にアピールを重ねる馬場が、渡邊雄太、八村塁に続けるかどうか。サマーリーグの残り試合で、その評価をさらに高めてもらいたい。