琉球ゴールデンキングス

第1クォーターだけで桃園のチュンシアンに15得点を奪われる

2月4日、琉球ゴールデンキングスが『東アジアスーパーリーグ(EASL)』の第5戦で桃園パウイアン・パイロッツとホームで対戦した。

琉球の先発は崎濱秀斗、荒川颯、デイミアン・ドットソン、ジャック・クーリー、アレックス・カークの5人。琉球は桶谷大ヘッドコーチが「出だしで69番に超ソフトなディフェンスをしてしまった」と語ったように、桃園のエース、ルー・チュンシアンを止められず苦戦を強いられる。チュンシアンに2本の3ポイントシュートを含む8連続得点を許すと、さらにスティールからトランジションスリーも決められ、開始3分半で5-15といきなり2桁のビハインドを背負った。ディフェンスが機能しないことでオフェンスにもリズムが生まれず最大15点差をつけられたが、岸本隆一がオフボールで2ファウルを誘発し、縦への突破でディフェンスを揺さぶったことで徐々にオフェンスが機能。松脇圭志が2本連続で3ポイントシュートを沈め、さらに佐土原遼の速攻も飛び出し、21-27と点差を詰めて第1クォーターを終えた。

第2クォーターに入ると、クーリーとカークがそれぞれセカンドチャンスポイントを挙げるなど、持ち味を発揮していく。ショットクロックわずかな場面でクーリーが3ポイントシュートを成功させて勢いに乗ると、残り5分にはスムーズなボールムーブからカークが得点し、1点差に迫った。その後、チュンシアンに得点され、さらにアレック・ブラウンにも長距離砲を許してしまうが、岸本の3ポイントシュートで締め46-49で試合を折り返した。

琉球ゴールデンキングス

岸本「後半はディフェンスが機能して勝利できました」

後半は岸本、小野寺祥太、ドットソン、クーリー、カークの布陣でスタート。前半だけで21得点を奪われたチュンシアンに対し、小野寺が好ディフェンスを見せるがタフショットを決められてしまう。それでも小野寺は3ポイントシュートにゴール下での合わせでスコアと、オフェンスで存在感を見せた。その後互いに高確率でシュートを決めあう展開となり、残り1分11秒に岸本のフローターでついに逆転したが、ブラウンのフリースローで同点に追いつかれて最終クォーターを迎えた。

開始早々5連続得点を許し、琉球が追いかける展開が続く。それでも、ボールマンプレッシャーを強めて簡単にエントリーさせないなど、ディフェンスのインテンシティはここまでで最も高くなった。そして、ディフェンスから流れをつかみ始めた琉球はついに桃園をとらえる。残り5分13秒、佐土原の3ポイントシュートで逆転すると、ドットソンが激しいディフェンスをかいくぐってフリースローを獲得。さらにドットソンのキックアウトから佐土原がコーナースリーを沈め、リードを3ポゼッションに。そして、カークがフリースローを2本沈め、約3分間で8-0と一気に走った。こうして、最後までディフェンスが機能した琉球はこのクォーターを17-11で上回り、最終スコア88-82で勝利した。

琉球はクーリーがチームハイの16得点を挙げ、カークも12得点を記録し、それぞれ3オフェンスリバウンドとインサイドで力を示した。ともにハンドラーを担ったドットソンと岸本はターンオーバーをゼロに抑えつつ、それぞれ15得点5アシスト、14得点5アシストと安定したプレーを見せた。

フラッシュインタビューに対応した岸本は「前半は向こうのオフェンスを止めることに苦戦しましたけど、後半は自分たちのディフェンスが機能して勝利できました」と、ディフェンスを勝因に挙げる。そして、特に活躍した選手を聞かれたが、「みんなそれぞれの役割があるので、その役割をみんながやれた結果で、特別誰かというのはない」と、チーム一丸の勝利を強調した。

琉球は今回の勝利で戦績を4勝1敗とし、グループBの首位に立った。2月11日にグループリーグ最終戦でメラルコ・ボルツと対戦する。