「この2年間は、本当に楽しかった」
ポイントガードのリッキー・ルビオは、この夏に直近2シーズン所属したジャズからフリーエージェントになり、再建段階にあるサンズと3年5100万ドル(約56億円)の契約を結んだ。
ジャズは、フリーエージェント選手との交渉が解禁される前の時点でグリズリーズとトレードを成立させ、マイク・コンリーを獲得していたため、ルビオの退団は決まっていたようなものだった。
サンズの入団会見に出席したルビオは、ジャズ退団について、こう述べた。
「これはビジネス。自分たちが望んだ形にならなかったということ。変わってしまうこともある。(ジャズでの)2年間は、本当に楽しかった。たくさん学ばせてもらった。コーチ・クイン(スナイダー)は特別な人なんだ。球団が作り上げようとしている一部になれたことを、僕は誇りに思っている。ただ、僕にとっては前に進む時期だった。今この場にいられて、とても興奮している」
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— Phoenix Suns (@Suns) 2019年7月9日
新天地では、デビン・ブッカー、ディアンドレ・エイトンらをコートで統率するようになる。ルビオは「コートでのコーチのような存在になりたい」と話す。
「このチームは、特別なことをやろうとしている。若い選手が多いので、僕の経験をもたらすことができる。僕ももう28歳になった。このリーグで8年もプレーしている。ジャズでプレーオフに出場した経験を伝えられれば、若い選手の成長に繋がると思う」
「フリーエージェントの権利を取得したのは初めてだった。僕は、代理人の言葉を信じた。複数のチームが僕に関心を示してくれて、フェニックスがあるプロジェクトを提示してくれた。若いチームだけれど、このチームはピースを必要としていて、そこに惹かれた」
「このプロジェクトは、自分にとって楽しみなチャレンジになる。西カンファレンスの競争力は年々タフになっているけれど、このチームの将来は明るい。僕は、コートでのコーチのような存在になりたい」
年間50勝のチームから最下位のチームへ移籍することで、苦労も多いかもしれない。それでもキャリア後半時期に突入したルビオは、新たな挑戦を選択した。