バトラーの呼び掛けによりロスでのミニキャンプを実施

このオフ、ジミー・バトラーかデリック・ローズのどちらかをトレードで放出するという噂でもちきりのブルズだが、バトラーはローズとの関係強化を望んでいる。

『CSN Chicago』によれば、バトラーはチームメートに呼びかけてロサンゼルスでのミニキャンプを行うそうだ。5月27日、『CSN Chicago』の記者は、ロサンゼルス市内でバトラー、ローズ、タージ・ギブソン、トニー・スネルが、スポーツパフォーマンストレーナーのトラベル・ゲインズと練習するとTwitterに投稿。しかし、それからほどなくして、ローズもロサンゼルス内にはいるが、同日の練習にはバトラーとスネルだけ参加し、来週からローズとギブソンが合流すると訂正した。

ローズとバトラーは、個々の能力ではNBAトップクラスのガードだが、お互いにボールを持つ時間が長く、連携が上手く機能していない。そこに端を発したからなのか、ブルズが現在のバックコートデュオを解体する可能性があると噂されているのだ。チームがプレーオフ進出を逃す大不振に終わったことも考慮すると、このトレードが実現してもおかしくないように思える。

バトラーは、ローズとの不仲説を払拭するため、今年の1月にローズと長時間話し合い「お互いに同じ方向を向いている」と語った。能力が高い者同士だけに、その力がうまく組み合わされば、1+1が3にも5にもなるポテンシャルを秘めている。

来シーズンのブルズに求められるものは結果のみ。両エースの共存に向けて当人同士がオフに時間を共有することは、チームにとっては良い兆候と言えそうだ。