八村塁

ビッグプレーを見せるもシュート精度に難

7月7日、ドラフト1巡目9位指名を受けたウィザーズの八村塁がサマーリーグに先発出場した。

開始3分、タイミングを見計らいゴール下でポジションを取ると、ボールを呼びこんで最初のフィールドゴールを成功させた。得点にはつながらないものの、インサイドアウトで味方のシュートをお膳立てする上々のプレーを見せていたが、その後に失速する。

ダブルチームにシュートを阻まれ、オフェンスリバウンドからパワープレーでシュートを狙うもブロックショットを浴びる。インサイドでパスを受けようとするもタイミングが合わず、ボールが落ち着かない。なかなかリズムがつかめず、得意のミドルシュートもリングに弾かれ続けた。

それでも後半に入って1on1から最初のミドルシュートを成功させると、残り4分20秒には味方のロブパスに合わせ、アリウープを成功させた

これでリズムをつかんだに思われたが、ミドルシュートがエアボールになるなど、シュート精度が上がらない。また、ハンドオフでボールを失い、味方のドライブの進路とかぶってしまったりと連携がうまくいかず、速攻からゴール下でパスを受けてのファンブルと、リズムに乗れなかった。

八村はチーム最長となる34分のプレータイムを与えられ、16本中6本のフィールドゴール、2本中2本のフリースローを成功させて14得点、5リバウンド1アシスト2ブロック3ターンオーバーでデビュー戦を終えた。

シュート精度に苦しんだが、身体の強さやリムプロテクターとしての存在感は見せており、プロデビュー戦としては及第点といった出来。今後、試合を重ねて徐々に慣れていき、1巡目指名のポテンシャルを発揮してほしい。