グラント・ジェレットが今大会初出場を果たす

1月21日に『東アジアスーパーリーグ(EASL)』の第4戦が行われた。香港イースタンをホームのブレックスアリーナ宇都宮に迎えた宇都宮ブレックスは83-74で勝利し、グループステージの戦績を2勝2敗とした。

今大会で中心選手として活躍していたアイザック・フォトゥ、天皇杯で活躍した星川開聖、そして渡邉裕規がロスター外となった宇都宮はグラント・ジェレット、田臥勇太、特別指定選手の松本秦が初エントリーに。先発は比江島慎、小川敦也、D.J・ニュービル、ギャビン・エドワーズ、ジェレットの5人でスタートした。

第1クォーター開始から、今シーズン初の先発起用となった小川がディフェンスで仕掛けると、オフェンスでもスピードを生かした積極的なペイントタッチで7-0のランの起点となる。するとリズムをつかんだ宇都宮は3ポイントシュート攻勢に火がつき、ニュービルが連続で決めると、交代で入った遠藤祐亮もファーストシュートを沈めて点差を広げる。ニュービルのアタックモードは継続し、このクォーターだけで14得点を挙げ28-20とリードした。

第2クォーター、鵤誠司がステップバックスリーを沈めると比江島が独特のリズムで連続得点を決め、エドワーズ、ジェレットも続く。中盤にファウルがかさみフリースローを相手に与えるシチュエーションが増えたが、タイムアウトを請求して仕切り直すと、インサイドに活路を見出し、スクリーンプレーから面白いようにビッグマンがフリーになって得点を量産。比江島が3連続でアシストを記録し、53-42とリードを保って前半を終了する。

ホームの声援を後押しに流れを渡さない試合運び

後半開始直後もビッグマンがペイントエリアにダイブするプレーが効果的に決まっていく。ポストにボールが入るとダブルチームを仕掛けられたが、空いている選手にしっかりとパスを繋ぐことでオフェンス優位な状況を作っていった。

香港イースタンは前の試合でグループ首位のソウルSKナイツ相手に、オーバータイムにもつれる接戦を制したように終盤まで気が抜けないチーム。香港イースタンは14点ビハインドで第4クォーターを迎えたが、約2分間で6-0と走り、点差を1桁に戻す力を見せた。その後、宇都宮はシュート確率が上がらず厳しい状況が続いたが、ホームの声援と相手のアンスポーツマンライクファウルなどにも助けられて流れを完全には渡さなかった。こうして香港イースタンが個で打開しようとするのに対し、チームディフェンスで守り切った宇都宮は9点以上のリードを保ち続けて勝利。すでに勝敗は決していたが、残り3秒でタイムアウトを取ってデザインプレーを指示するなど、得失点差も考慮する姿勢を見せた。

23得点8リバウンド10アシストを記録したニュービルは、試合後のインタビューでこのように試合を統括。「(香港イースタンは)素晴らしい選手が多く、ボールもよく動きますが我々のディフェンスが崩れることはありませんでした。オフェンスではパスを回して最善のショットを見つけることができました」

そして、自身のパフォーマンスについては「チームメートが私のために良いスクリーンをかけて見つけてくれました。チームが自分を信頼してくれているので、自信を持ってシュートを打った結果です」と、チームメートの協力を強調した。

宇都宮は2月4日に再び香港イースタンとアウェーで対戦する。