優勝のカギ「順番も大事でした」
1月17日、『Bリーグオールスター2026』の各種コンテストが行われ、『スキルズチャレンジ』で富樫勇樹(千葉ジェッツ)が優勝を果たした。
『スキルズチャレンジ』はドリブルの速さ、パスやシュートの正確さを競う、バスケの技術が凝縮された種目。トップバッターの西村優真(レバンガ北海道 U18)、続く瀬川琉久(千葉ジェッツ)が3ポイントシュートに苦戦し、3番手の池田祐一(越谷アルファーズ)は序盤のフリースローで悪戦苦闘し、タイムが伸び悩んだ。4番手で登場した岡田大河(川崎ブレイブサンダース)はフリースローとチェストパスを1発で成功させられずタイムロスがあったものの、3ポイントシュートを1投目で成功させ、26.9秒の好タイムで首位に躍り出た。
そして、5番手で登場した富樫が圧巻のパフォーマンスを見せる。一つひとつの関門に対して全力で挑むのではなく、正確性を重視。そして、最後の3ポイントシュートも1発で沈め、ノーミスで21.8秒というタイムを叩き出した。
最後に待ち構えるのは昨年の王者、篠山竜青(川崎ブレイブサンダース)。意気揚々と前回大会の再現を狙ったが、チェストパスをミスし、フリースローも2本連続で決められず、5位という結果に終わった。
富樫は「順番も大事でした」と勝因を語る。「それまでのタイムからノーミスなら勝てると考えて、そして良いタイムを残して次の篠山選手にプレッシャーをかけることも大事だったので、ノーミスを心掛けました」
実際に、ノーミス以外に優勝はない状況に追い込まれた篠山は序盤にミスを重ね、早々に連覇の芽をつぶした。まさに富樫の狙い通りであったが、優勝を喜ぶとともにスキルズチャレンジの引退を示唆する発言をした。「ずっとスキルズチャレンジに出させていただいていますが、最近は河村(勇輝)選手や篠山選手に負けて悔しい思いもしているので、10年目のB.LEAGUE、10年目のオールスターという節目で優勝できて良かったです。これでスキルズチャレンジ、きれいに引退できます(笑)」
そして、富樫はあるファンとの交流を明かし、あらためてスキルズチャレンジの優勝を噛みしめつつ、明日の本戦へ意気込んだ。
「昨日、夜ご飯を食べていたら隣に長崎ファンの2人の方がたまたまいらっしゃって、昨日は試合を見たけど明日と明後日はチケットがないということでした。僕がたまたま今日のチケットを2枚持っていたのでそれをあげて、スキルズチャレンジの話をしたりして、今日の会場のどこかで見ていてくれたと思います。こういう繋がりってやっぱりあまりないですし、こういう機会で優勝できて良かったです。ここ数年は新しくできたアリーナでオールスターをやらせていただいて、今回も素晴らしいアリーナなので、明日に本戦ができることを楽しみにしています」
