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ファイナル進出を決めた直後、『宿敵』に対する質問に嫌悪

セルティックスとの東カンファレンス決勝を4勝1敗で制し、3年連続のNBAファイナル進出を決めたキャバリアーズ。メディアは試合後の会見で、ウォリアーズとの3年連続の対戦について話を聞き出そうとしたが、レブロン・ジェームズがこれを嫌った。

「今はゴールデンステイトについて話をする気分じゃないんだ。その話をするだけでストレスが溜まる」と、口火を切ったレブロンは、次のように続けた。

「幸いなことに、今はストレスを感じていないよ。チームが成し遂げたことを非常にうれしく思っている。ゴールデンステイトは、この3年でリーグベストのチームだ。そのチームが新たにシーズンMVPの選手(ケビン・デュラント)を獲得した。今の段階で言えるのはこれだけ。今は喜ばしい気分だから、ストレスを感じたくはないんだよ。ウォリアーズはストレスの元でしかないから」

ウォリアーズとは3年連続でのファイナルでの顔合わせとなるが、レブロンとデュラントは、レブロンがヒートに所属し、デュラントがサンダーのエースだった2012年にファイナルで対戦した過去がある(ヒートが4勝1敗で勝利)。

デュラントが加わったウォリアーズのオフェンスがリーグNo.1であることは言うまでもないが、一方のキャブズは、先発からセカンドユニットまで経験豊富で、全員が一芸に秀でているスペシャリスト。これだけの陣容をシーズン中のトレード、あるいはフリーエージェントとなった選手を獲得して集めた。

シーズン開幕からチームケミストリーを構築する時間のあったウォリアーズとは異なり、東の首位通過を捨ててまでケミストリーを優先する『突貫工事』を行なったキャブズだが、プレーオフでの戦いぶりを見る限り、すでに完成の域にあると言っていい。

東カンファレンスの王者になった夜だけは祝勝ムードだろうが、翌日からは気持ちを切り替え、「ストレスの元」と言い切った宿敵との頂上決戦に向けた準備がスタートする。