ENEOSサンフラワーズ

終盤の勝負どころで一気に突き放す

『第92回皇后杯 全日本バスケットボール選手権大会』の決勝戦でデンソーアイリスとENEOSサンフラワーズが対戦した。

最初に主導権を握ったのはENEOS。宮崎早織がドライブから得点し、決定的なアシストパスを出すなどゲームメークが冴える。タッチが良好な馬瓜エブリンもドライブにプルアップ、3ポイントシュートと多彩なスキルを披露し、第1クォーターだけで9得点を挙げ21-16とリードした。

その後も、ディフェンスの強度で上回るENEOSの時間が続く。デンソーのドライブに対ししっかり足を動かしてコースを塞ぎ、ペイントに侵入された際にはインサイド陣が絶妙なポジショニングでシュートを打たせない。エントリーを遅らせ、最後にボールを託された髙田真希や赤穂ひまわりにタフショットを打たせたことで、まったく勢いに乗らせなかった。ターンオーバー奪取から梅沢カディシャ樹奈の3点プレーも飛び出したENEOSは、終盤にプレッチェル・アシュテンが2本、馬瓜が1本の長距離砲を射抜き、40-28とリードを2桁に広げて前半を終えた。

後半に入ると、デザインプレーが機能したデンソーが巻き返す。薮未奈海が3ポイントシュートを沈め、赤穂もフリーのミドルシュートを確実に成功させる。ディフェンスのプレッシャーも強めると、残り4分半には赤穂がパスカットからワンマン速攻に成功。こうして攻守が完全に噛み合ったデンソーは今野の5連続得点で追いつき、46-46で最終クォーターを迎えた。

開始1分、笠置晴菜のコーナースリーでついにデンソーが逆転するが、ここでENEOSが踏ん張った。宮崎がすぐさまドライブからスコアし攻め気を示すと、馬瓜も呼応し5連続得点を挙げる。ディフェンスの集中力を取り戻し再びタフショットを打たせ続けると、プレッチェルが3ポイントシュートにオフェンスリバウンドと攻守で躍動した。残り4分、プレッチェルのオフェンスリバウンドから田中こころがコーナースリーを射抜き、リードを再び2桁に乗せた。こうして、逆転されてからギアを入れ直したENEOSが最終スコア75-62で勝利した。