ヌワバに33得点を奪われるもバランスアタックで競り勝つ
『第101回天皇杯 全日本バスケットボール選手権大会』の準決勝でアルバルク東京と三遠ネオフェニックスが対戦した。
序盤は拮抗したが、三遠の速い展開を封じたA東京が徐々にペースをつかむ。テ-ブス海とのツーメンゲームからセバスチャン・サイズが確実にシュートを決めると、終盤には福澤晃平とライアン・ロシターの長距離砲も飛び出す。ラストポゼッションには初めての速攻で加点し、23-15とリードした。
第2クォーターに入ってもA東京のペースが続く。ゾーンを敷く三遠に対し、しっかりとボールを回して揺さぶると、オフェンスの優位な状況からザック・バランスキ-が2本連続で3ポイントシュートを射抜く。さらにサイズのプットバックダンクも飛び出したA東京は、福澤晃平がフリーのコーナースリーを確実に沈め、開始約5分でリードを13点に広げた。
反撃したい三遠はここまで13得点を挙げていたデイビッド・ヌワバを下げ、パスを散らしたことでオフェンスが活性化。浅井英矢、津屋一球の3ポイントシュートで食らいつくと、キャメロン・ジャクソンもポストプレーからバスケット・カウントを獲得し、9-0のランで一気に点差を縮める。それでも動じないA東京は、マーカス・フォスターと小酒部泰暉の3ポイントシュートで流れを渡さず44-35で前半を終えた。
後半に入ると、互いに流れが来ない我慢の時間が続いたが、大浦のプルアップスリーで締めた三遠が5点差に迫って最終クォーターを迎えると、ヌワバと大浦が連続で3ポイントシュートを沈め、開始1分半でついに逆転に成功した。その後、ヌワバとフォスターらが互いに得点を奪い合う一進一退の攻防が続いたが、小酒部が終盤に違いを生んだ。小酒部は4点ビハインドで迎えた残り2分半から果敢にアタックし続け、ドライブから6連続得点を挙げて逆転に導く。一方、序盤からエナジー全開で攻め続けたヌワバはガス欠に陥り、4点を追いかける場面でダンクシュートを失敗してしまった。こうして、2ポゼッションのリードを守りぬいたA東京が80-75で勝利した。
A東京はサイズがチームハイの17得点を挙げ、フォスターが16得点、バランスキーが14得点、ロシターが12得点と4人が2桁得点を記録した。三遠はヌワバがゲームハイの33得点を記録し、ジャクソンが14得点、大浦が13得点を挙げたが、2桁得点は3人に留まった。
勝利したA東京はこの後行われる、宇都宮ブレックスvsシーホース三河の勝者と、12日に決勝戦を戦う。
