村上直

「チームのために、京都のバスケットボールのために」

京都ハンナリーズは今日、シーホース三河の村上直を獲得したことを発表した。村上は2009-10シーズンからBリーグ1年目の2016-17シーズンまで京都に所属し、その後の2シーズンを三河でプレーした。

村上はスピードを持ち味としたポイントガードで、ハーフコートバスケットをメインとする三河のスタイルを変えることが期待されたが、これがうまく行かず、三河での1シーズン目は46試合に出場したが、昨シーズンは29試合の出場に留まった。昨シーズンは勝てない中で選手起用も試行錯誤する状況で、村上のプレータイムはなかなか伸びなかった。

「再び京都ハンナリーズの一員としてプレーできることを大変嬉しく思います。ハンナリーズブースターの皆さんとまた一緒に戦えることを楽しみにしています。チームのために、そして京都のバスケットボールのために、全力を尽くして頑張りたいと思っています」と、クラブを通してコメントを発表している。

京都は過去2シーズンで先発ポイントガードを務めた伊藤達哉が退団。その穴を埋める意味で、浜口炎ヘッドコーチのバスケットをよく理解している村上は計算できる補強となる。三河では結果が出なかったが、その経験を京都で生かせるか。村上がどれだけのパフォーマンスを発揮できるかが、京都の新シーズンを左右することになりそうだ。